秋冬も油断大敵！働く男性の汗・ニオイ対策の実態とは

近年、秋冬シーズンにおける働く男性の「汗」や「ニオイ」についての調査が実施されました。医療法人社団鉄結会が行ったこの調査には、20代から60代までの全国の働く男性300名が参加しました。調査の目的は、季節が変わっても続くオフィスでの「汗・ニオイ」の悩みを明らかにすることです。

秋冬なのに油断できない？

一般的に「汗は夏のもの」と思われがちですが、実は多くのビジネスシーンでは秋冬でも汗をかく場面があります。暖房の効いたオフィスや会議室、さらに厚手のスーツやコートを着用している時、また満員電車での通勤時など、実は多くの男性が思わぬところで汗をかいてしまうことがあるのです。

調査の結果、半数以上の男性が「スーツ下の汗じみ・ニオイ」を意識しており、この悩みは年中無休と言えるでしょう。約53.7%の被調査者が「汗じみやニオイを気にした経験がある」と回答しましたが、その内訳は、「よくある」と答えた人が18.3%、また「たまにある」という人が35.4%でした。

秋冬における具体的な悩み

秋冬でも「オフィスでの汗・ニオイを気にしたことがある」と答えた人は約59.3%に達しました。特に多かったのは、「暖房が効いた会議室・オフィス」で67.4%、次いで「電車・バスでの通勤中」が54.8%、そして「厚手のスーツ・コートを着ている時」が48.9%と続きました。

このように、多くの働く男性が日常的な環境で汗やニオイを意識していることがわかります。

どの部位が気になる？

身体のどの部位の「汗」や「ニオイ」が特に気になるのかにも注目が集まりました。その結果、最も多かったのは「脇 (わき)」で約72.6%、次に「背中」が48.1%、さらに「胸・首元」が35.7%と報告されました。これらの部位は密着度が高く、特に嫌なニオイが発生しやすいポイントでもあります。

人気の対策は？

対策としては、約68.5%が「制汗剤・デオドラント」を使用しているとのこと。物理的な対策として「着替えのシャツを持参」する人も42.3%、また「香水・フレグランスの使用」が28.9%に上りました。しかし、医療機関に相談した経験がある人はわずか5.7%で、相談を検討したことがある人も15.6%に限られています。この結果から、多くの人はセルフケアに頼っている実態が浮き彫りになりました。