Plottが音楽市場に本格参入
ショートアニメの制作で知られる株式会社Plott(プラット)が、音楽レーベル「Plott Music」を立ち上げ、音楽市場への本格的な参入を発表しました。Plottは、2026年末までに合計50曲の制作を目指しており、これによりグローバルな音楽展開を視野に入れています。
音楽進出の背景
これまでPlottは、オリジナル楽曲をパートナーに提供し、アニメ作品の世界観を拡げてきました。具体的には、ショートアニメコンテンツ「混血のカレコレ」や「全力回避フラグちゃん!」などの楽曲を制作してきました。今年の2024年8月以降、見込まれるプロジェクトの本格化に向けて、すでに10曲のミュージックビデオはYouTube上で1,500万回以上再生されており、特に「人間E判定」という楽曲は配信後3ヶ月で400万回再生を達成しています。この楽曲の使用されたショート動画も多く投稿され、ついには1万本を越えました。
さらに、昨年12月には「混血のカレコレ」のファンミーティングがユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催され、予想以上の来場者で賑わい、オリジナルグッズも即完売するなど、ファンの熱い支持を実感しました。
これらの成功体験を基に、Plottは音楽分野への進出を決定。新たに「Plott Music」を設立し、楽曲プロデュースだけでなく、ミュージックビデオの制作や、ライブイベントの開催、オリジナルグッズの販売にも力を注いでいきます。
新プロジェクト「極悪特区」始動
2025年2月には、待望の新プロジェクト『極悪特区』が始まります。このプロジェクトは、YouTubeやTikTok、webtoon、音楽ライブなど多様なメディアを通じて展開される「ワル」×「アイドルオーディション」をテーマとする次世代のメディアミックスです。
ストーリーは、悪が支配する町「夜舞木町(やぶきちょう)」を舞台に、突如告げられた「アイドルオーディション開催」の知らせが展開されます。参加条件は“ワル”であり、合格すればなんとアイドルデビューと賞金100億円が待っています。様々な事情を抱えた人々が集まる中で、彼らの物語が今まさに始まります。
キャラクターデザインは、有名イラストレーターのREOが担当し、声優には林勇さんや福西勝也さんといった豪華な面々が参加します。
今後の展望
Plottは自社のIPを基に、国内外の音楽市場での展開を推進し、2026年末までに合計50楽曲の制作を予定しています。中期経営スローガンとして「IP革命」を掲げ、さらなる成長を目指していきます。また、「Plott Music」における採用活動も強化し、魅力的な音楽コンテンツ制作に寄与したい考えです。
■ 会社概要
株式会社Plottは、東京を拠点としたクリエイティブ企業で、主にYouTubeやTikTokで提供されるアニメやwebtoonの制作を行っています。2017年の設立以来、次世代のクリエイティブ企業として、日本全国に多くの成功したIPコンテンツを発信してきました。今後も多様なメディアミックス展開や新たな挑戦を通じて、新しい文化の創造を目指します。