松屋フーズ、松富士子会社化
2025-12-15 16:13:49

松屋フーズが株式会社松富士を完全子会社化しラーメン業態を強化

松屋フーズが株式会社松富士を完全子会社化



株式会社松屋フーズホールディングス(以下、松屋フーズHD)は、ラーメン業界への本格的な進出を果たすため、2023年に株式会社松富士の全株式を取得し、完全子会社化しました。これにより、松屋フーズは関東を中心としたラーメン市場での存在感をさらに高めることを目指しています。

事業拡大の背景


外食市場は近年、個人消費の回復やインバウンド需要の増加が見込まれる一方で、原材料費の高騰や人件費、エネルギーコストの上昇、為替の変動など、さまざまな不確実性が存在しています。このような状況を踏まえ、松屋フーズは中長期戦略として「マルチブランドの推進」と「収益構造の高度化」を掲げ、ラーメン業態を含む業態ポートフォリオの拡充に注力しています。

松富士は、関東で人気のラーメンチェーンを展開し、特に「六厘舎」などの有名ブランドが顧客に強い支持を受けています。現在、松富士グループは120店舗を展開しており、品質管理や多様な立地戦略で確固たる地位を築いています。

子会社化の狙い


松屋フーズHDは、松富士の成功したブランド力と商品開発力を活用し、双方の知見を生かした新たなシナジーの創出を期待しています。これにより、ラーメン業態の成長を加速させ、顧客接点を増やすことが狙いです。松富士の通販事業や海外展開の機会も大きな魅力であり、さらなる市場拡大が見込まれています。

松富士の経営概要


株式会社松富士は、東京都千代田区に本社を置く企業で、2007年の設立以来、つけ麺やラーメン業態を中心に成長してきました。今回の完全子会社化で、今後はグループ全体での強力なブランド戦略が展開されるでしょう。代表取締役社長の竹田和重氏のもと、松富士は「六厘舎」「舎鈴」などの人気ブランドを活かしながら、より多くの顧客ニーズに応えていくことが期待されています。

また、松富士の強みとして、直営ラーメンチェーンを展開することで、店舗運営や品質管理において高い再現性を保つことが挙げられます。今後、さらに多様なフォーマットで店舗展開を進め、さらなる成長モデルを確立していくでしょう。

今後の展望


松屋フーズはこの取引を通じて、牛めしやとんかつに続く第3の柱としてラーメン業態を位置づけ、持続的成長を目指します。特に新たなラーメン業態「松太郎」の導入は、既存の店舗と連携しながらさらに顧客層を拡大するチャンスとなります。

松富士のブランドや商品開発力と、松屋フーズの新規出店ノウハウやロジスティクスを融合させることにより、今後の戦略的展開がどのように進むのか注目が集まります。

松屋フーズは、ラーメン業界における競争力を一層強化し、これからの市場をリードしていく存在となることが期待されます。


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