フィリップス・オークションが新しい舵取りをスタート
2025年1月22日、フィリップス・オークションは、東京を拠点にした新たな日本代表兼シニアスペシャリストとして、瀬谷瑞香(せや みずか)を任命したと発表しました。この任命により、瀬谷は長年にわたるオークション業界の知識と経験を活かし、フィリップスの東京オフィスの成長と発展を導いていくことが期待されます。
瀬谷瑞香の経歴
瀬谷は20年以上にわたりオークション業界で活躍してきたベテランです。彼女はサザビーズにて重要な役割を果たしており、多くの個人コレクターや国内外の機関のコレクションを国際アート市場に紹介してきました。特に、2013年の「You Are Not Alone - Yoshitomo Nara Works From The Kurokochi Collection」や、2014年から2024年までの「Chinese Art through the Eye of Sakamoto Gorō」など、注目プロジェクトにも携わっています。
サザビーズ在籍中は、ファン・ゴッホやピカソ、草間彌生といった著名アーティストの希少な作品が取り上げられ、この分野のエキスパートとしての地位を確立しました。彼女のキャリアは顧客サービスから始まり、信頼関係の構築を基盤にしたクライアントとの深いつながりを築いてきたことが特徴です。
新たな挑戦と目標
フィリップスの新しい日本代表として、瀬谷は「アジアにおけるビジネスが新しい節目を迎える今、フィリップスで成長の一助を担えることを大変光栄に思います」と語ります。彼女は東京オフィスをリードし、世界各地のチームと協力していく考えです。お客様やパートナーとの交流を大切にし、フィリップスのさらなる成功に貢献することを楽しみにしています。
フィリップス・オークションの東京オフィス
フィリップス・オークションは2016年に東京オフィスを開設し、2019年には六本木のピラミデビル内にエキシビションスペースをオープンしました。それ以来、日本市場は重要なアート作品や希少価値の高いオブジェの調達地となり、売上は2倍に成長しています。このオフィスでは、査定や委託、オークション入札など、クライアントに対するさまざまなサービスを提供しています。
瀬谷は東京外国語大学で国際関係およびフランス語を専攻しており、日本語、英語、フランス語に堪能です。彼女が持つ多言語能力と国際的な経験は、フィリップスが東京でのプレゼンスを強化し、顧客との調和の取れた関係を築くための大きな武器となるでしょう。
終わりに
瀬谷瑞香の就任は、フィリップス・オークションにとって大きな意味を持ちます。東京オフィスの運営を通じて、アジア市場への影響力をさらに拡大し、これからのオークション業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。これから彼女がどのように活躍していくのか、多くの方が注目しています。