ストラタシスがD-MECを買収
3Dプリンタのグローバルリーダー、ストラタシスが日本の3Dプリンタ製造企業であるD-MECを買収し、新たな展開が期待されています。この買収契約は2023年10月1日に締結され、D-MECはストラタシス・ジャパンにおける一員として新しいスタートを切ります。
D-MECはこれまで、日本を代表する企業JSR株式会社の傘下で、多岐にわたる3Dプリンティングソリューションを提供していました。製造サービスやSLA 3Dプリンタに特化した技術を持ち、多くの顧客に支持されています。ストラタシスの傘下に入ることで、D-MECの技術やノウハウがさらに広がることが予想され、業界全体に新たな風を吹き込むことになるでしょう。
ストラタシス・ジャパンの代表取締役社長、シャルマ・スニール氏はこの買収に対し、「D-MECの優れたチームを迎え入れることを大変嬉しく思っています。この統合を通じて、日本市場における販売体制を強化し、より多くの顧客に向けたソリューションを提供することが可能になります」とコメントしています。
アディティブ・マニュファクチャリングの未来へ
ストラタシスは、航空宇宙、自動車、医療、教育などさまざまな業界に向けた革新的な3D造形ソリューションを提供し、製造業の現場における大きな変革を実現しています。特にアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)の分野においては、製品設計の効率化と新たな可能性の創出に貢献しています。
買収によるD-MECの参加により、ストラタシスは今後、さらなるサービス拡大を目指します。D-MECが持つSLA 3Dプリンタや材料に関する知識は、ストラタシスが提供する製品群と相乗効果を生み出し、より効果的な製造プロセスを実現するでしょう。
特に、SLA技術の強化はストラタシスにとって重要な要素です。これにより、日本国内での競争力の向上を図りつつ、多様なニーズに応えるパートナーシップが期待されています。今後、かつてないスピードで製造業におけるデジタル化が進む中、ストラタシスとD-MECの統合は非常にタイムリーな動きといえるでしょう。
さらなる情報を得るために
ストラタシス・ジャパンの詳細は、その公式ウェブサイトや様々なSNSプラットフォームにて確認することができます。最新情報や商品情報を得るためにも、ぜひ訪れてみてください。また、ストラタシスは常に業界のリーダーとして進化しており、それに伴い展示会やセミナーなど各種イベントへの出展も行っています。これにより、最新の技術に触れる機会が設けられ、製造業の未来を体感できるでしょう。
このように、D-MECを加えたストラタシスはいっそうの成長と発展が期待されています。次世代の製造技術がどう進化していくのか、注目が集まります。