トドケール、シリーズAの資金調達完了
オフィスにおける郵便物や配達物の管理を行うSaaS『トドケール』が、シリーズA資金調達のセカンドクロージングを1.5億円で完了しました。これにより、本ラウンドの調達総額は4.5億円に達しています。この調達によって、トドケールはさらなる成長に向けての基盤を整えることができました。
調達の詳細
今回のシリーズAラウンドでは、リード投資家としてWiLが参加し、既存の株主であるジェネシア・ベンチャーズも出資しました。そこに加え、日本政策金融公庫と北國銀行からのスタートアップ向け融資も受けることができ、企業の成長に向けた支援が強化されました。特に高い成長率と低い解約率を継続しており、安定したキャッシュフローを確保できるビジネスモデルが評価され、アーリーステージでの融資を引き出すことができたのは、大きな成果と言えるでしょう。
資金調達の背景と今後の展望
トドケールは、すでに多くの大手企業に採用されているクラウドアプリケーションを中心サービスとしており、この資金調達を機にさらに顧客基盤の拡大を図ります。具体的には、営業やカスタマーサクセスの人材を強化し、物流との連携や周辺業務の機能開発に向けたチームも拡充していく予定です。また、彼らは受取荷物のデジタル管理を基盤に、発送や内部便の管理、物流との直接接続を含めたさらなる進化を目指すことを明らかにしています。これにより、オフィス周辺の物流管理機能の拡充を実現する方針です。
トドケールのミッション
トドケールの企業理念は「人とモノをつなぐ」であり、このミッションに基づきオフィスの物理的な荷物の管理データをより効率的に扱えるようにすることを目指しています。最近の働き方の変化、特にテレワークやハイブリッドワークの普及に伴い、オフィス内だけでなく複数拠点を持つ企業に向けたサービスを強化してきています。これにより、荷物の受け取りや送付がスムーズに行えるようになります。
ユーザーの声と求められる機能
顧客から寄せられる要望として、純粋な受け取りだけでなく、発送物や社内便の管理、そして物流機能との接続をもっと詳細に行う機能が求められています。このニーズを受けてより広範な法人向けサービスの強化に取り組んでいます。
利用状況の進化
トドケールは現在70社以上の企業に導入され、その利用状況は四年間で年平均417%の成長率を記録しています。この数字からも、彼らのサービスが多くの企業に受け入れていることがわかります。
積極的な採用活動
トドケールは、理念である「人とモノをつなぐ」を実現するために営業やカスタマーサクセス、マーケティング、エンジニア、デザイナーなどさまざまなポジションで人材を求めています。企業の成長に参加したい方の応募を歓迎しています。
代表のコメント
トドケールの代表取締役である野島氏は「受け取り配達物や郵便物の管理アプリケーションとしての機能を持つトドケールを、今後は物流機能へのスムーズな接続を進化させていきたい」としています。ポストコロナの時代における働く環境の変化に伴い、企業間物理的なモノや書類の情報を社内で適切にシェアすることが一層重要になりました。
これからもトドケールが企業の成長をサポートし、新しい働き方に貢献していく姿勢に注目が集まります。今後の展開が楽しみです。