新しい物流の時代を切り開く207、荷主向けTMSサービスを提供開始

物流の新時代を迎える207株式会社のTMS

東京都品川区に本社を構える207株式会社は、2025年1月29日から荷主企業向けに配送ネットワークを備えたTMS（輸送管理システム）を開始します。このサービスは、物流業界が抱える深刻な人材不足や多重下請け構造という問題に立ち向かい、効果的で持続可能な物流エコシステムの構築をサポートします。

サービスの特長

207株式会社が提供するTMSは、荷主企業の物流管理を全面的に支援するため、柔軟性と高機能を兼ね備えたプラットフォームです。これにより、次のような機能を一元的に管理できます。

- 配車管理
- 幹線輸送
- ラストワンマイル配送

これらの機能を通じて、物流全体の最適化が実現されます。また、207社の強力な配送ネットワークを活用することで、荷主企業は迅速かつ柔軟な配送オプションを選択でき、配送効率を最大限に引き上げることが可能です。

デジタルとリアルの融合

荷主企業の物流オペレーション設計にも積極的に取り組んでおり、上流工程から一貫してサポートします。システムとオペレーションの両方で最適なソリューションを提供し、荷主のニーズに応じたカスタマイズも行える点が大きな魅力です。

さらに、TMSの設計は柔軟性を重視しており、荷主企業の既存システムとシームレスに連携できるため、大規模なITインフラの変更が不要です。これにより、ユーザーは自身のビジネスに合った形での導入が可能になります。

具体的な機能例

このTMSには、以下の具体的な機能が搭載されています。

- 配送リソースのアサイン

一つのボタンで全国各地に配送リソースをアサインできる機能を備えており、北海道から沖縄まで、必要なリソースを迅速に確保できます。

- AI配車機能

AIが荷物の量や交通状況に応じた最適な配車プランを自動で提案し、ワンクリックで実行できます。これにより、効率化だけでなくコスト削減も実現されます。

- リアルタイム可視化

配送員の位置情報や荷物のステータスをリアルタイムで確認できるため、顧客に正確な情報を提供でき、顧客満足度の向上につながります。

社会的課題への対応

日本の物流業界が直面している、慢性的な人材不足や2024年問題に対処するため、207社のTMSは効率的なリソース配分を実現します。また、多重下請け構造の問題緩和や人材確保を簡易化して、持続可能な物流体制の構築に寄与しています。

さらに、TMSを通じて物流のデジタル化と透明化を推進し、将来的なグリーントランスフォーメーション（GX）への準備も進んでいます。環境への負荷を減らし、持続可能な未来に向けた新たな一歩を踏み出します。

資金調達に関するお知らせ

2018年に設立以来、207株式会社は物流のラストワンマイル領域に特化した革新的なプロダクトを展開してきました。2020年には配送員向けアプリ「トドクサポーター」を提供し、2023年には物流事業者向けのSaaS「トドククラウドインボイス」をリリースしました。現在、約6万人の配送員と500社を超える物流事業者のネットワークを構築しています。

このたび、荷主向けTMSの提供を加速するため、DG Daiwa VenturesやLogistics Innovation Fundの既存投資家に加え、新たに山口キャピタルを迎え、総額約2億円の資金調達を実施しました。この資金を活用し、TMSの機能向上とサービス提供の充実を図ります。

詳しい情報は207株式会社広報部までお問い合わせください。Email: info@207-inc.com