大阪・関西万博で体感する未来社会の展望—風と水素が創る新しい生活
2025年の大阪・関西万博が、2025年4月13日に開幕しました。注目の“未来の都市パビリオン”では、最新の技術を駆使した体験型展示が来場者を迎えています。株式会社商船三井がブロンズパートナーとして協賛しているこの展示では、風を捉えた水素製造の未来を体感することができる、競技感覚のアトラクションが展開されています。
未来の都市パビリオンと体験型アトラクション
「未来の都市パビリオン」は、未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博」の一環として、風と水素をテーマにした多彩な展示が魅力です。来場者は、次世代のゼロエミッション船「ウインドハンター」の大型模型(長さ約4m、高さ約3m)を使用した体験型アトラクション“WIND VISION”に参加できます。このアトラクションでは、来場者がうちわで風を送ると、それに反応してシミュレーション航海が始まります。
この特別な体験では、水素が製造・運搬されるまでのプロセスを大型スクリーンに投影される映像で楽しむことができます。風を送り動き出す帆、エンディングシーンが風量によって変わる仕掛けなど、遊びながら学ぶことができる工夫が満載です。なお、体験後にはオリジナルのうちわをお持ち帰りいただけますので、思い出の品として楽しむこともできます。
大型スクリーンでのオリジナル映像
また、未来の都市パビリオンでは、常時放映される5つの映像も必見です。映像テーマは「水素社会を創る」「無限の風を活かす」「ものづくりを繋ぐ」「暮らしの価値を生む」「未来を動かす」で、質の高いコンテンツが提供されています。これにより、海運業がどのように未来の社会と関わるかを身近に感じることができるのも大きな魅力です。
特筆すべきは、川崎重工とのコラボレーション展示も行われており、二つの企業の共通テーマである水素技術についての迫力ある映像が合成されています。長さ17mの大画面で展開するこのコラボレーション映像によって、よりリアルに水素社会の未来を体験することが可能です。
サステナブルな展望を持つために
大阪・関西万博は、国際的な技術発展と環境保護問題に対する市民意識の高まりを表現する場でもあります。商船三井は、経営計画「BLUE ACTION 2035」の一環として、環境戦略を重視し、2050年までのネットゼロエミッションを目指した取り組みを進めています。このような背景のもと、万博を通じて未来の都市像がどのように描かれ、実現していくのかも見逃せません。
この展示は2025年4月13日から10月13日まで行われます。未来の技術を体感し、持続可能な社会への想像力を広げる機会をお持ちの方は、ぜひ足を運んでみてください。