新たな王者が魅せるエキサイティングな試合
株式会社WOWOWによる『エキサイトマッチSP』が、12月30日(月)に放送されます。この特別番組には、WBA世界バンタム級チャンピオンの堤聖也選手とWBO世界ライト・フライ級チャンピオンの岩田翔吉選手が初めて出演します。二人の選手はそれぞれの試合を振り返り、裏話や今後の展望について語ります。
激闘を振り返る堤聖也選手
堤聖也選手は、10月13日に東京・有明アリーナで実施された世界タイトルマッチで井上拓真選手との対戦を制し、見事な判定勝ちを収めました。「すべてのラウンドを取りに行く覚悟が必要だった」と語る堤選手は、積極的な攻撃で試合を進めたものの、名手・井上選手の技術に苦しむ場面も多々あったと述べています。「彼は密接したポジションが得意で、非常にやりにくかった」と自らの戦術に対する反省を交えながら振り返ります。しかし、彼は臆することなく前進し続け、最終的には115対112、114対113、117対110の判定で勝利を収めました。
堤選手は、「自分では勝ったか負けたか分からなかった」と試合後の心情を明かしつつ、次なる目標は「WBCのベルトを持つ中谷選手に挑戦したい」と意気込みを語ります。来春には初防衛戦が計画されており、既にハードなトレーニングに励んでいるとのことです。「強いチャンピオンであり続けたい」と決意を新たにしています。
岩田翔吉選手の復活劇
一方、岩田翔吉選手は2年ぶりに大舞台に立ち、ハイロ・ノリエガ選手との試合で3回TKO勝ちを収めました。岩田選手は、「苦しい時間を経て、試合が決まって嬉しい」と素直な喜びを表現しつつ、技術面でもメンタル面でも成長を遂げたと自信を見せています。彼にとって特別な試合であることは明白で、緊張感を抱えながらも全力を発揮したいと語りました。
岩田選手の試合は、ノリエガ選手に対して右アッパーを巧みに使い、見事なダウンを奪う技術が光りました。「相手の動きを読み切り、最高のタイミングで右アッパーを狙った」と振り返る岩田選手。すでに初防衛戦の準備も整いつつあり、大きな目標に向かってトレーニングを重ねています。「ライト・フライ級で最強を目指す」と語る彼の姿勢に期待が集まります。
限界突破の二人
二人の王者はいずれも目標に向けて進み続け、その姿勢から目が離せません。WOWOWの「エキサイトマッチSP」において、今後の展望や彼らの夢を掴むための戦いに注目です。放送は12月30日(月)午後9時から。ファンの皆様、ぜひお見逃しなく!
各選手が描くビジョンや、成長を遂げる姿を是非、画面で確認してください。新しい世界王者たちによる挑戦が、これからのボクシングシーンを彩ることでしょう。