美術家・春陽が創造した空間芸術、フェアモント東京での新感覚体験

東京・フェアモント東京では、美術家・春陽による新たなアート作品が宿泊者を迎えています。彼の提案したテーマ「”書”が持つ祈りの力」をもとに、211点のアートが私たちの宿泊体験を特別なものに変えてくれます。

空間芸術のコンセプト

春陽は、古来から受け継がれてきた日本の言霊文化や自然素材、伝統的技法を駆使して、現代アートの中に「文字の力」を取り入れました。彼の作品は、空間を浄化し、訪れる人々を祈りで包むことを目的としています。これは、ただの観賞物ではなく、訪問者が心の安寧を感じるような作品です。

客室アートの概要

「風」と「花」

特に注目されるのは、デラックスルームに飾られた「風」と「花」の作品です。165室に展開される「風」のアートは、漆と雲母を用いたリトグラフで、自然素材の胡粉や金・銀で彩色されています。この作品は、芝浦に流れる自然と都市が共存する姿を表現し、宿泊者に寄り添うように祈りを込めています。また、東京湾に宿る物語や花を使った文化を通じて、訪れる人々を迎え入れる「花」の作品も素晴らしいです。日本の文化を体現するこの作品は、特別な場所での「迎え」と「見送り」を象徴的に表現しています。

パブリックスペースアート「つなぐ水」

パブリックスペースに目を向けると、スパ・プールフロアにある「つなぐ水」に出会えます。この作品は、芝浦に流れる水の記憶と未来へのつながりを表現しており、多摩地方産の和紙と美濃和紙をコラージュし、「水」をテーマにした内容に仕上げています。参加者との繋がりを意識し、人と街、そして時間の繋がりを重視したアートです。