現代アートの最前線、WHAT MUSEUM が贈る特別イベント
東京都品川区の「WHAT MUSEUM」では、2026年1月18日(日)にトークイベント「悲哀に美を感じるとき」が開催されます。このイベントでは、画家の諏訪敦氏と神経美学者の石津智大氏が登壇し、美術と神経科学の交差点に立つ独自の視点を共有します。
トークイベントの背景
本イベントは、現在展示中の諏訪敦の大規模個展「諏訪敦|きみはうつくしい」に関連するプログラムで、なんと3年ぶりの大規模な展覧会となります。本展では39点の新作を含む計82点の作品が展示され、諏訪氏の製作活動の展開を多角的に案内しています。
ダイナミックな作品世界
展覧会で展示される作品の中には、神経美学者の石津氏との共同制作による「emptiness」があります。この作品は、中世絵巻をモチーフにしながら、「脳が美を感じるメカニズム」を探求する試みを表現しています。神経美学という分野は、芸術や美を体験する際の脳の働きを研究するものであり、その視点から諏訪氏の作品を読み解くことで、観覧者は新たな美の理解に触れることができるでしょう。
諏訪敦の作品が持つ深い意味
諏訪氏のアートは単なる視覚的体験を超えて、歴史的、社会的背景や個人的な体験が込められています。例えば、「emptiness」では、死や喪失といったテーマを扱いながら、なぜそれが人々を惹きつけるのかを探る予定です。このトークイベントでは、詩的かつ哲学的な深みを持つ諏訪氏の作品を通じて、参加者自身が美についての新しい視点を得ることが期待されています。
イベント情報
- - 開催日時:2026年1月18日(日)14:30〜16:00
- - 登壇者:諏訪敦、石津智大(モデレーター:宮本武典)
- - 参加費:無料
- - 定員:60名(事前申し込み制、先着順)
- - 会場:WHAT MUSEUM(東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
イベントに参加するには「悲哀に美を感じるとき」開催中のチケットを購入する必要があり、2,000円で建築倉庫入場料が含まれています。詳細は公式サイトでご確認いただけます。興味のある方は、早めの申し込みをお勧めします。
アートと哲学の交錯
このトークイベントは、アートと科学、感性と知性が交わる貴重な機会です。諏訪敦という画家と、石津智大という神経美学者が織り成すダイナミックな対話を通じて、参加者はアートの本質について深く考えるチャンスが得られます。作品と向き合い、アートの持つ力を再確認し、新たなインスピレーションを受け取るために、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
WHAT MUSEUMは、東京都品川区にある現代アートと建築のミュージアムで、倉庫空間を活用して新たなアート体験を提供しています。地域のアートコミュニティの中心としても活動しており、様々なアートイベントや展示が行われています。公式サイトもぜひチェックして、今後のイベント情報を見逃さないようにしてください。