AI活用がWEBデザイナーの未来を切り拓く!
はじめに
昨今のデザイン業界では、人工知能(AI)の進化が著しく、特にフリーランスや副業のWEBデザイナーにとって重要なツールとなっています。株式会社日本デザインが実施した調査では、110名のデザイナーに対し、AIの活用状況や2026年の展望についての実態が明らかになりました。
AI活用の現状
調査によると、フリーランス・副業のWEBデザイナーの約30%が「提案力・企画力の向上」を2026年の最も注力する点として掲げています。さらに、2025年のデザイン案件受託量は、70%以上が「増加した」と感じており、単価も62.7%が上昇していると回答しました。特にウェブデザインにおけるAIの利活用は急速に進んでおり、80%近いデザイナーがAIを素材制作に取り入れています。
制作素材ごとのAI活用率
具体的には、サムネイル画像やアイキャッチ画像の制作において、AIを活用していると回答したデザイナーの比率はそれぞれ51.8%、41.8%となっています。また、AI活用工程として最も多く挙がったのは「たたき台・ラフ案の作成」で58.2%。次いで「写真のレタッチ・加工」が51.8%の支持を受けました。これらからも、AIがデザインプロセスの初期段階から干渉していることが伺えます。
修正回数の減少と品質向上
AIを活用することで、デザイナーたちが経験した変化として、「修正回数が減った」という回答が63.2%で最も高い結果となりました。このことは、AIの導入がコミュニケーションの効率化だけでなく、クオリティの向上にも寄与していることを示しています。さらに、47.2%が「成果物の品質が向上した」と感じており、クライアントからの満足度向上に繋がっています。
クライアントとの関係性
興味深いことに、AIを利用しているデザイナーの中で、約40%がクライアントとの修正回数が「減った」と回答。AIは最適な解決策を提示することにより、よりスムーズなやりとりを可能にしているようです。これは、デザイナー自身の提案が通りやすくなったという結果にも表れており、43.4%が「提案が通りやすくなった」と認識しています。
単価の変動要因
単価の変動については、AIの活用が工数削減に寄与したため、単価が上昇したと感じるデザイナーが29%に達し、同じく提案の質が向上したことで交渉がスムーズになったと考えるデザイナーも29%という結果が出ました。
企業からの指示
企業からのプロジェクトにおける生成AIの利用方法についての指針は、約半数のデザイナーが「口頭やチャットで伝えられた」とのこと。文書で明記されている事例は17.3%にとどまり、ルールの明文化が未整備である現状が浮き彫りになりました。
今後求められる機能
次に求められるAI機能について尋ねたところ、35.5%が「クライアントのブランドに合わせたデザイン案の生成」が最も必要と答えました。また、画像の一括処理機能や修正指示の自動反映機能への要望も見られました。
2026年に向けた展望
2026年に向けてのデザイナーの展望については、やはり「提案力・企画力の向上」を目指す声が多く、AI活用のスキル向上をさらに進める考えを持つデザイナーも目立っています。
まとめ
今回の調査では、AIがWEBデザインの領域でどのように活用されているのか、そしてそれがデザインプロセスやクライアントとの関係性にどのように影響を与えているのかが明らかになりました。AIはもはや単なる作業の補助ではなく、デザイナーたちの強力なパートナーとしての役割を果たしつつあります。今後もそれに適応するため、デザイナーたちのスキル向上が必要とされるのは間違いありません。新たな技術を取り入れ、次世代のデザインを創造し続けることが求められる時代が到来しています。