パーソルWSCとAnaplan Japan、経営高度化に向けた業務提携を発表

パーソルグループの新たな一歩

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社（以下、パーソルWSC）は、データドリブン経営を実現するために、Anaplan Japan株式会社と業務提携を結んだことを発表しました。この提携は、ビジネス分析や計画、実行における革新を提供することを目的としており、特に企業が急速に変化するビジネス環境において迅速に意思決定するための支援を行います。

協業の背景

近年のビジネス環境では、複雑性や不確実性が増しており、企業の意思決定はますます難しくなっています。ステークホルダーの多様なニーズに応える必要がある中、企業は膨大な情報を迅速に分析・判断しなければなりません。しかし、多くの企業は以下の課題に直面しています。

- データ管理の非効率性: 報告書作成にExcelを使用している企業が多く、その結果としてリアルタイムでのデータ活用ができていません。
- 限られた情報のみに頼る分析: 一部の情報だけをもとにした判断が短期的になり、表面的な対応になっているのが現状です。
- 非財務情報の重要性の軽視: 意思決定の中で非財務情報を活かしきれていないため、企業価値の向上に繋がっていません。

このような課題を克服するため、パーソルWSCとAnaplan Japanは連携を強化し、持続可能な成長を支援します。

協業の内容

Anaplanは、企業が複雑なビジネス環境において、意思決定を最適化するためのシナリオプランニングと分析を行うプラットフォームです。両社の協業により、データの収集や分析を一元化し、企業内のさまざまな部門のつながりを促進させます。これにより、貴重なインサイトを浮き彫りにし、適切な意思決定が迅速に行えるようになります。

さらに、パーソルWSCは、業務プロセスの改善やテクノロジーに関する高度なコンサルティングを提供しています。具体的には、プロセスの設計や要件定義を行い、Anaplanの導入から運用定着までを一貫して支援します。また、業績や企業価値向上に寄与するために、KPI設定を行い、人的資本経営の観点でもサポートいたします。こうした取り組みを通じて、企業は従業員のリスキリングやタレントマネジメントを強化することが可能です。

Anaplan Japanの見解

Anaplan Japanの社長、中田淳氏は、今回の提携を大変歓迎するとともに、データに基づく意思決定の重要性が高まっていることに触れています。特に、パーソルWSCの豊富な人事領域での実績は、クライアントに対する支援を強化する要素であると確信しています。

今後、両社はパートナーシップを深化させ、顧客の企業価値向上に向けた取り組みを強化していく考えです。