ピカール公式オンラインショップにDotdigital導入、AIで顧客体験向上を目指す取り組み

ピカールが新たな顧客体験を提供するための道筋

2023年、フランス発の冷凍食品専門店「Picard（ピカール）」の公式オンラインショップが、マーケティングオートメーションツールのDotdigitalを導入しました。この取り組みは、顧客とのコミュニケーションをさらに深化させることを目指しています。

この新しいシステムは、個々の顧客に対してパーソナライズされた情報を提供し、AIを活用した高度な分析機能を備えています。これにより、ピカールのお客様は、より自分に合った商品の提案を受けられるようになり、顧客満足度向上が期待されます。

Dotdigitalの導入背景

イオンサヴール株式会社EC事業部の武藤彩乃様は、Dotdigitalを何故導入することになったのか、その理由をいくつか挙げています。その中でも特に注目すべきは、Shopifyとの高い親和性です。これは、ピカールが運営するオンラインショップが使用しているプラットフォームとの連携がスムーズであるため、多くの機能を有効活用できる点です。さらに、メタフィールド連携によってロイヤリティプログラムを通じた施策の実現が可能になります。

次に挙げられるのはAIによる分析機能です。DotdigitalのAIレコメンド機能を利用することで、「誰が」、「いつ」、「何を買うのか」といった予測が可能となります。これにより、マーケティング施策の精度が向上し、効果的なアプローチができるようになります。

また、多機能なコンテンツ作成ツールも導入されます。通常のキャンペーンから特殊なキャンペーンまで、ランディングページ（LP）やアンケートフォームの作成が容易になり、施策の幅が広がるのです。

さらに、日本語でのサポート体制も非常に充実しています。Dotdigitalは、日本市場向けに特化したサポートを整備しており、導入から運用まで、安心して使用できる環境が整っています。

ピカールとニーズの変化

イオンサヴール株式会社のミッションは、家庭にフランスの食文化を届けることです。2016年の設立以来、首都圏を中心に店舗を拡大し、オンラインショップでは多彩なフランス料理を手軽に楽しめる商品を揃えています。

最近の顧客ニーズの変化を受けて、ピカールは今後もさらに顧客との接点を増やし、パーソナライズされた体験を提供するためにDotdigitalの機能を最大限に活用する方針をしています。

Dotdigitalの特色

Dotdigitalは、複数のチャネルを活用したマーケティングオートメーションを提供する企業です。メール、SMS、LINEなど、様々なプラットフォームでの顧客接点を創出することができます。また、主なEコマース・CRM・データ基盤との連携が可能で、データの一元管理を実現し、効率的なマーケティング施策の実行をサポートします。

特に注目すべきは、再生可能エネルギーのみを使用し、ISO 14001を取得したことです。このように、サステナビリティに配慮した取り組みも行っており、環境にも配慮した企業としての姿勢を示しています。