マテリアルデジタルが英国APRIO TECHNOLOGIESと業務提携を締結
株式会社マテリアルデジタルは、英国ロンドンのサイバーセキュリティ企業APRIO TECHNOLOGIES LIMITED(以下、アプリオテクノロジーズ)との業務提携を発表しました。この提携により、2025年7月17日から新たにサイバーリスク・デューデリジェンス・ツール「Cyber Insight Portal」を販売開始します。
このサービスは、マテリアルデジタルが昨年1月から本格的に提供しているサイバーセキュリティ事業「マモレル」を強化するものです。
提携の意義と背景
近年、世の中のデジタル化が進む中、サイバー攻撃はますます巧妙化し、企業や自治体にとってセキュリティリスクは喫緊の課題となっています。特に、単なる防御にとどまらず、攻撃の兆候を早期に察知し、被害の拡大を防ぐための「分析力」が重要視されています。
そのため、マテリアルデジタルは「マモレル」で、より高精度の脅威検出と迅速なインシデント対応を目指し、分析機能の強化を図っています。今回の提携により、アプリオテクノロジーズの最先端なAIセキュリティ技術を活かし、脅威インテリジェンスサービスをより効果的に机上に提供できるようになります。
サービス概要
「マモレル」では、企業やブランドを対象に、健全性チェックや脆弱性診断、ペネトレーションテスト、侵害調査、脅威インテリジェンス、レッドチーム演習など、広範なセキュリティサービスを展開しています。この提携によって、脅威インテリジェンスの収集や分析、モニタリングに関するサービスが強化され、企業の情報資産の保護に一層の力を入れることが可能です。
両社代表のコメント
アプリオテクノロジーズの代表、足立照嘉氏は「この度の提携は、弊社のグローバル戦略における重要な一歩です。サイバーリスクは国境を越えて現代の経営アジェンダとして取り組むべき課題であり、最先端技術を日本市場に供給できることを光栄に思っています」と述べています。
一方、マテリアルグループの青﨑曹氏は、「今回の提携によって、サイバーリスクを単なる回避ではなく、企業の成長戦略に組み込む機会を創出できると確信しています。これにより、日本のセキュリティ水準が向上し、持続的な成長に貢献できることでしょう」と期待を寄せています。
継続するサポートの姿勢
マテリアルデジタルは今後も、サイバーセキュリティの課題に対する全面的なPR活動のサポートを続けていきます。具体的には、危機管理コンサルティングや、万が一サイバー被害を受けた際のクライシスコミュニケーションに関するサービスも提供し、企業のセキュリティ対策を強化するためのパートナーとして一緒に歩んでいく考えです。
このように、マテリアルデジタルとアプリオテクノロジーズの提携は、サイバーセキュリティの向上を目指し、ビジネスの未来を築くための新たな一歩となります。