顔認証技術で変革する新たな暮らし、全国のマンションで1万戸を突破

東京都新宿区に本社を置くDXYZ株式会社が提供する顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」の導入が進み、全国のマンションで1万戸を突破しました。この数は、2021年1月に誕生した初の導入物件から始まり、2025年11月末までに287棟の竣工に至るまでの道のりを示すものです。

「FreeiDマンション」とは？

「FreeiDマンション」は、鍵を必要とせず、エントランス、宅配ボックス、エレベーターなど、共用部から専有部に至るまで、すべてが顔認証によって管理されるシステムです。多くの入居者がその利便性を実感しており、初期導入時から97%が従来の鍵よりも便利だと評価し、94%が今後も顔認証を希望するとの結果が出ています。これは、鍵を持ち歩く必要がなくなることで、日々のストレスが減少することを意味しています。

導入の背景とスマートシティへの進化

昨今の都市開発において、「スマートシティ」の概念が注目を集めています。2025年の大阪・関西万博に向け、公共交通機関や決済の分野で顔認証技術が進化する中、住環境においてもこの技術が導入され始めました。特に「FreeiDマンション」は、多くのデベロッパーから支持を受け、全国の15都道府県で展開されているといいます。このような技術革新は、居住空間の利便性を高めるだけでなく、安全性や快適さを向上させるための重要なステップと言えるでしょう。

「FreeiDマンション」が選ばれる理由

DXYZの「FreeiDマンション」は、その導入実績が豊富であることが一つのメリットです。周辺機器との連携がスムーズで、自社製品に縛られない「デバイスフリー」を実現しているため、最新かつ最適な顔認証機器を選択することが可能です。また、導入後も「進化し続ける」住宅設備として、生活シーンに応じて機能が増加していきます。

自宅の外での活動との連携も考慮され、多様な生活スタイルに対応することが期待できます。DXYZでは、顔認証IDプラットフォームにより、今後「暮らす・働く・遊ぶ」がシームレスに統合される社会を目指して、さらなる技術の進化を図っています。

未来の生活を見据えて

「FreeiD」は、顔、つまり自分自身をIDとして、人々がさまざまなサービスを利用できるようにすることを目指しています。顔を登録するだけで、入退館や決済が可能となるこのシステムは、今回の導入事例からもその強力な影響力を証明しています。今後は、マンションだけでなく、オフィスやテーマパークなど、さまざまな場所でもこの技術が実現されることでしょう。

DXYZ株式会社は、「顔ダケで、暮らす。」というビジョンを掲げ、私たちの日常をより快適にするために今後ますます力を入れていくと発表しています。「FreeiD」の進化は、私たちの生活を更に便利にする未来を切り開くことでしょう。