老舗木製玩具メーカーが手掛ける新感覚将棋「SHOGGY」
1929年に創業した株式会社ニチガンは、東京都豊島区に本社を構える老舗の木製玩具メーカーです。「木のぬくもりで日常を豊かに」という理念のもと、木製玩具や雑貨を提供してきましただけでなく、最近ではOEM事業にも力を入れ、さまざまな法人からの製造依頼に応えています。その中でも注目すべきなのが、株式会社ファンダメントからの依頼で生まれた新しい将棋、
「SHOGGY」です。
「SHOGGY」の魅力
従来の将棋は9×9のマスで行われるため、対局が長時間にわたることが多いですが、SHOGGYは小さな子どもでも楽しめるように5×5のマスでプレイすることができます。このサイズは、ゲームの進行が早くなり、子どもたちも将棋の魅力をすぐに実感できるよう工夫されています。
こだわりのデザイン
この将棋のコマは、お子様の小さな手にもフィットするように丸みを帯びたデザインが特徴です。これにより、従来の将棋のコマでは扱いにくかったお子様でも簡単に握ることができ、安心して遊ぶことができます。
コマには、積み木やブロックをイメージしたカラフルなカラーリングが施されており、遊びながら自然に将棋の動きやルールを覚えることが可能です。特に、子どもたちに将棋を教える際、このようなデザインは非常に効果的です。
制作秘話
「SHOGGY」の開発には、2016年のグッドデザイン賞を受賞した将棋駒「大明駒」が影響を与えています。これが高く評価される一因となりましたが、手作業での生産によりコストが高く、サイズも子どもには不向きであったため、ニチガンはこの課題解決に取り組むことにしました。子どもたちに将棋をもっと身近に感じてもらい、楽しい経験を提供したいという思いから、SHOGGYの開発がスタートしました。
また、品質面でも手を抜かず、ヨーロッパの玩具安全基準「CE」を取得するなど安全性と品質にも配慮しています。これにより、親たちも安心して子どもに遊ばせることができるのです。さらに、インテリアにも馴染むベーシックな色合いを選んでいるため、長く愛される製品となっています。
OEM製作のメリット
株式会社ファンダメントがニチガンに依頼した理由の一つは、五角形コマの変形や図柄プリントの実現性でした。他のOEM先では納得のいくクオリティを見つけられなかった中、ニチガンの品質が目に留まり、依頼を決意。打ち合わせを通じて、多くのアドバイスを受けながら制作が進められました。特に安全基準に関する知識が少なかった中、ニチガンが全ての手続きを行ってくれたことは非常に助かりました。
結びに
玩具のプロダクト制作に踏み切ろうとしている法人に向けて、ニチガンはぜひおすすめです。グラフィックデザインを主業務とするファンダメントが玩具の製作経験がなかったとしても、豊富なノウハウを持つニチガンが共にアイデアを実現する手助けをしてくれます。木製品の企画やOEM生産を考える方は、ニチガンに相談してみてはいかがでしょうか?
会社概要
株式会社ニチガンは、1929年から安全で安心な木製玩具を世代を超えて作り続けています。木のぬくもりを感じる製品をお届けするため、さまざまな木製雑貨とも取り組んでいます。詳しい情報や製品については、公式サイトやSNSをご覧ください。