新しいM&Aの形
2026-04-24 11:38:07

売り手が選ぶ新しいM&Aの形、「逆オファー型M&A」とは

売り手が選ぶ新しいM&Aの形、「逆オファー型M&A」とは



最近、M&Aにおける売り手の行動に新たな変化が見られています。「逆オファー型M&A」と呼ばれる手法が拡大しており、売り手が自ら買い手候補を選び、直接交渉を試みることが可能になっています。この新たなトレンドの背景、そして何がこの変化をもたらしているのかを探ってみましょう。

1. 「逆オファー型M&A」の出現



the「逆オファー型M&A」は、売り手自らが譲渡先の企業を積極的に探し、アプローチするスタイルです。従来のM&Aでは、買い手が案件を検索し、売り手にアプローチする形式が一般的でしたが、最近の調査によると、売り手が買い手に直接オファーを送信する率が急増しています。具体的には、2025年までにこの率が約63%に達すると予測されています。

2. M&Aにおける事業承継の重要性



特に中小企業においては、事業承継が大きな課題となっています。中小企業庁が2019年に行った推計によれば、2025年には70歳を超える経営者が約245万人に達し、その半数以上が後継者未定とのこと。これに伴い、M&Aは事業承継の重要な手段として認識されています。

3. 現状とデータ



最近のデータでは、FY2025において売却案件の6割がオファー機能を活用していることが示されています。また、1件あたり平均72名の買い手候補にオファーを送信していることも確認されています。このように、売り手の行動は受動的から能動的へと進化を遂げています。

4. 売り手の本音を知る



さらに興味深いのは、オファーメッセージの解析結果です。売り手は「高く売りたい」というよりも、「信頼できる相手に事業を託したい」という気持ちが強いことが浮き彫りになっています。キーワードとしては「成長」「引き継ぎ」「地域」などが上位に並び、売り手の事業への愛着や後継者への期待がにじみ出ています。

5. 実際のメッセージ例



実際の売り手からのオファーメッセージには、地域や顧客との関係を重視する内容が多いことが特徴的です。例えば、美容サロンのオーナーからは「長年育てたサロンを、お客様との関係を引き継いでくれる方にお任せしたい」というメッセージが送られました。また、宿泊施設のオーナーは「地域の活動にも積極的に関わる方にお譲りしたい」と述べています。

6. 企業の対応



このような流れを受けて、M&Aプラットフォーム「TRANBI」を運営する株式会社トランビにおいても、機能の強化が進められています。代表取締役の高橋聡氏は、「従来のM&Aプラットフォームでは売り手が受動的でしたが、今では多くの売り手が自ら選び、信頼できる買い手を探している」と述べています。これは、全ての関係者がより積極的に動く時代の到来を示しています。

7. 今後の展望



今後も、「逆オファー型M&A」や売り手と買い手の主体的な行動の重要性が増すでしょう。トランビでは、売り手と買い手が対等な立場で出会い、共通のビジョンを持てるようなマッチングを進めていく方針です。この流れは、より多くの人々がM&Aに挑戦できる環境を生み出すことにもつながります。

まとめ



「逆オファー型M&A」は、売り手と買い手の新しい関係を確立しています。 M&Aの形が変わる中で、私たちもその一部に参画し、より良いマッチングを実現していきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: M&A TRANBI 逆オファー型

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。