Generative AI Japan主催「GenAI Connect」レポート
2026年7月30日、東京都で開催された「GenAI Connect」では、AIの進化に伴う日本の競争力強化について、企業や学術界のリーダーたちが集まって熱い議論を交わしました。このイベントには、アルサーガパートナーズ株式会社の代表取締役社長であり、Generative AI Japanの理事を務める小俣泰明氏も登壇しました。
1. Generative AI Japanとは
Generative AI Japanは、生成AIの活用を通じて人が生きやすい社会を実現することを目指して2024年に設立された団体です。こちらの団体は、企業、学界、政府が連携して、生成AIに関する知見を深め、具体的な活用方法について議論するための場を提供しています。
代表理事である慶應義塾大学の宮田裕章氏を中心に、有識者が集まり、技術の導入、ビジネス活用、教育プログラムの構築などを目指しています。公式サイトは
こちらです。
2. イベントの概説
イベントでは、城内実氏が「フィジカルAI・バーティカルAI」の重要性を説明し、日本の強みを活かす戦略について語りました。また、「ヒューマン・イン・ザ・リード」という原則を基に、人間がAI活用の最終責任を持つことの重要性が強調されました。
3. 小俣泰明氏のセッション
小俣氏は「AI時代の組織・人材育成」というセッションで、AI技術の発展に対する企業戦略を語りました。特に、AIを効果的に使うためには、人間がどのように指示を出すべきなのか、専門知識の必要性について言及しました。
3.1 専門性がAIの出力を決定する
小俣氏は、実用的なシステム開発においては、単なる指示だけでは不十分で、専門用語の使用が重要であると強調しました。「AIに適切な指示を出すための専門性」を身につけることで、生成AIの品質が大きく向上することが期待されます。
3.2 ローカルLLM自律稼働の実践
小俣氏は、自社での取り組みとして、ローカルLLM(大規模言語モデル)の自律稼働を実現している環境についても紹介しました。これにより、AIが自律的に作業を進めることが可能となり、人間の役割は最終成果物のチェックにシフトしています。
3.3 教育現場の変革
新たな教育のビジョンとして、小俣氏は生成AIシステム「AI+Me」の事例を用い、教育の中で人間の感情表現が重要になることを提案しました。教員の役割が知識の伝達から感情の表現へとシフトすることで、教育の質が向上すると期待されています。
4. 結論:AI変革の時代における人材育成
小俣氏は、「AIの回答は自分の鏡写し」という考えを提示しました。AIを正しく活用するためには、利用者が高い専門性を身につける必要があります。このイベントを通じて提案された人材育成に関する考え方は、企業にとって今後のDX推進の重要な指針になることでしょう。
AI時代の組織や人材育成についての議論は、企業のデジタル化を進めるために欠かせないテーマです。これらの知見を参考にして、今後のビジネスのあり方を再考してみるのも良いかもしれません。