買い手企業版MAny登場
2025-08-26 10:40:20

新たなM&Aの形。買い手企業向けマッチングサービス「買い手企業版MAny」登場

M&A市場に新しい風が吹き込まれました。株式会社Sirbeが2025年8月25日にリリースした「買い手企業版MAny」は、M&Aを視野に入れる企業に向けたマッチングプラットフォームです。このサービスの最大の特徴は、買収希望条件を匿名で登録するだけで、条件に合致した案件が複数のM&A仲介会社から直接オファーされる点です。通常、買い手企業は特定の仲介会社からの紹介やいわゆる”営業マン”のアプローチに依存していましたが、その方式では売り手企業が所有する全ての案件にアクセスすることができず、機会損失が生まれていました。このような背景から、M&Aの市場では情報の不平等が深刻な問題となっていました。そこで「買い手企業版MAny」が誕生したのです。

サービスの詳細


「買い手企業版MAny」は、買値希望条件を匿名で投稿でき、マッチングが成立するまでの過程が完全に無料です。登録後、条件に合った案件がある仲介会社から直接オファーを受け取ることができ、最適な提案を選ぶことができます。利用者の企業名などは、マッチング成立後にのみ公開され、安心して利用できる仕組みも整っています。このように、買い手は多様なオファーを検討できるため、より公平でオープンな市場が形成されることが期待されています。

情報格差の解消


M&A市場において、仲介会社が保有する案件は一般的に特定の企業との契約によるものであり、この仕組みが情報格差を生んでいました。「買い手企業版MAny」では、全国の多くのM&A仲介会社が参画し、買い手企業が多岐にわたる案件を検索できる環境が整ったと言えるでしょう。これにより、各買い手企業は自社に最も適した案件を見つけるチャンスが飛躍的に向上します。

仲介会社へのメリット


仲介会社の側にも大きな利点があります。買い手企業にダイレクトにアプローチできるため、営業効率が向上し、リード獲得にかかるコストも劇的に削減されます。従来はDMや広告、セミナーによる獲得に数十万円かかっていたものが、MAnyを利用することで1件あたり5万円にまで抑えられます。このように、仲介会社にも経済的な負担が軽減され、より多くの案件を取り扱うことが可能になるのです。

今後の展望


今後「買い手企業版MAny」は、M&A市場における情報の格差を無くし、透明性を向上させる役割を果たすことを目指しています。中小企業が安心してM&Aを行える環境を整備し、もっと多くの企業が成約に導かれるよう努めていくとのことです。株式会社Sirbeは、M&A業界の発展に寄与し、今後さらなる機能の拡充を進めていく所存です。このように、M&Aを考えるすべての企業にとって、今後ますます頼りにされるプラットフォームとして成長していくことが期待されます。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: M&A マッチング 株式会社Sirbe

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。