フォーミュラEシーズン11、ナイトレースが新たな挑戦をもたらす
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、シーズン11の第3戦と第4戦がサウジアラビアの「ジェッダ・コーニッシュ・サーキット」で開催されることになりました。このレースは、2024年2月14日(金)と15日(土)の2日間にわたるダブルヘッダー形式で行われ、昨年に続きシリーズの中でも注目のナイトレースとなります。
ジェッダ・コーニッシュ・サーキットの魅力
これまでのディルイーヤではなく、新たに選ばれたジェッダ・コーニッシュ・サーキットは、1.86マイル(約3.0km)という新しいレイアウトが採用されています。このサーキットは、数多くの国際的なモータースポーツイベントを開催してきた実績を持ち、フォーミュラEシーズン11ではその魅力を存分に発揮します。
新システム「ピットブースト」の導入
特に注目したいのが、7年ぶりに復活したピットストップシステム「ピットブースト」です。この新しいルールでは、レース途中で全ドライバーは30秒間の義務的なピットストップを行い、600kWの超高速充電を受けることで、バッテリー残量を10%(約3.85kWh)増加させることができます。このピットブーストは、先に導入されているアタックモードと併用され、チームはさらなる戦略的思考を求められることになります。
期待される新進気鋭のドライバーたち
また、レース前日には「ルーキーフリー走行セッション」が行われ、これまで選手権に出場経験のない新進気鋭のドライバーたちが「GEN3 Evo」テクノロジーを使用してその才能を披露します。これには、ジェイミー・チャドウィックら注目の若手ドライバーが参加し、将来のフォーミュラEを担う存在として期待されています。
レース日程と視聴方法
「ジェッダE-Prix」は、現地時間で2月14日(金)・15日(土)に20:05(日本時間では2月15日(土)・16日(日)02:05)よりスタートします。フォーミュラEの興奮を自宅で体感するためには、日本ではJ SPORTSとBSフジで視聴が可能です。詳細な放送日時は公式ウェブサイトをご確認ください。
テクノロジーと持続可能性の融合
フォーミュラEの主催者であるABBは、エレクトリフィケーションとオートメーションのグローバルテクノロジーリーダーであり、持続可能性の追求に注力しています。今回の「ピットブースト」の導入は、最新の急速充電技術を示すものであり、技術革新がもたらす未来への期待感を高めるものです。
まとめ
フォーミュラEシーズン11は、新たな要素や挑戦を通じて、レースファンに新しい興奮を提供することが期待されています。ジェッダでのレースは、スリリングな戦略の駆け引きと、未来の自動車技術に触れる素晴らしい機会となるでしょう。ぜひご注目ください。