ファンズとQuesterが共に歩む新たな道
2025年7月1日、ファンズ株式会社と香港のQuester Capital Holdingsが共同出資による新会社「FundsQuester (HK) Holdings Limited(FQH社)」を設立しました。今回の動きは、両社の戦略的な提携であり、香港及び東京を拠点とした新たな投資機会の創出を目指しています。
共同出資の背景と目的
ファンズは、オンラインプラットフォーム「Funds」を通じて、安定した固定利回りの投資機会を提供してきました。一方、Quester社はアジア・オセアニア地域における投資マネジメントや財務アドバイザリーを展開するブティック型投資銀行。両社は、香港市場での法人融資事業を共同で推進し、成長の機会を見出すために連携を強化しています。
ファンズが掲げる「未来の不安に、まだない答えを。」というミッションに基づき、個人投資家に対しては安定した資産運用機会を、企業に対してはフレキシブルな資金調達手段を提供することが目指されています。この提携を通じて、海外のオルタナティブな投資機会を日本の投資家に提供し、経済活動の「成長循環」を生み出すことが期待されています。
FQH社の概要と役割
FQH社の設立により、両社の強みを生かしたハイブリッドな事業モデルが構築されます。Quester社の豊富な借り手企業発掘チャンネルや案件保全についての専門知識と、ファンズが持つ日本市場での資金調達基盤が融合することで、より多角的な投資機会が生まれるのです。そして、FQH社は、香港の金融市場における重要なプレーヤーとしての役割を果たすことになります。代表取締役には、ファンズの取締役とQuester社からの役員がバランスよく配置され、透明性のある意思決定が行われる仕組みが整っています。
過去の成功事例と新たな挑戦
ファンズが過去に手掛けたプロジェクトには、インドのマイクロファイナンス事業や、香港上場のK Cash社との協業があり、すでに海外企業との連携を深めています。この経験を基に、FQH社では新たな融資案件への取り組みが進められ、信頼性の高いサービスが提供されることが期待されています。
今後の展望
ファンズは、今回の提携により香港市場でのビジネスチャンスを拡大し、グローバルな視点での成長を目指しています。CEOの藤田雄一郎氏は「この連携により、現地の素晴らしい企業に成長資金を提供し、日本の投資家に魅力的な運用機会を提供できることを嬉しく思います」とコメントしています。今後も、信頼と誠実でビジネスを進め、さらなる海外進出を図っていく意向です。
まとめ
ファンズ株式会社とQuester Capital Holdingsの新たな共同出資として設立されたFQH社は、香港及び東京を拠点に法人融資事業を強化し、成長循環を生み出す仕組みを築いていくでしょう。日本の投資家と海外企業の橋渡しをするこの取り組みは、今後のさらなる発展が期待されます。