脱炭素の未来
2026-05-13 19:29:32

グリーン水素の導入がもたらす脱炭素社会への第一歩

グリーン水素の導入がもたらす脱炭素社会への第一歩



2026年5月12日、TBSグループの赤坂熱供給株式会社は、東京都内に初のグリーン水素を活用した水素熱源設備の稼働開始を記念する式典を開催しました。この新しい設備は、東京都港区赤坂5丁目地区のビル群に冷暖房や電気を供給するための次世代エネルギーの核心です。

式典には、TBSホールディングスの代表取締役社長である阿部龍二郎氏や、東京都知事の小池百合子氏が出席し、グリーン水素が都市のインフラにとって重要な存在であることを強調しました。

脱炭素社会への大きな一歩



阿部社長は、「グリーン水素を活用した設備の本格運用は、都市インフラの脱炭素化に向けた大きな一歩であり、新たな社会インフラの可能性を示すものです」との力強い言葉で、プロジェクトの意義を語りました。今後、赤坂熱供給は、水素利用に関する知識を蓄え、GX(グリーントランスフォーメーション)の取り組みを進めていくことが宣言されました。

小池知事も、水素が安定供給と脱炭素を実現する重要な要素であることを述べ、「今回の水素熱源設備は東京の中心でグリーン水素を本格的に活用する初の取り組みで、都としても支援を行っている」とコメントしました。これは、水素社会の実現に向けた重要なステップとされており、東京都は今後の需要拡大に向けた取り組みに期待を寄せています。

安全性を考慮した最新技術



式典では、最新の技術を用いた水素吸蔵合金で貯蔵する水素タンクの実物も紹介され、安全性に留意した設計が評価されました。赤坂5丁目地区の水素プラントでは、グリーン水素から電気と熱エネルギーを生成する仕組みが説明され、ネットゼロ達成に向けた具体的な進展が示されました。特に、純水素型燃料電池は水素から直接電気を生成し、そのプロセスにおいてCO₂を一切排出しません。非常時には独立運転が可能で、その結果、安定したエネルギー供給が可能となります。

また、水素と都市ガスを混合して利用する水素混焼ボイラーにより、従来の方式と比較して約21%のCO₂排出量削減が期待されています。グリーン水素は山梨県から定期的に供給されており、持続可能なエネルギー利用が実現される見込みです。

未来への希望



赤坂熱供給株式会社の社長、髙木盛正氏は、このプロジェクトの立ち上げから現在に至るまでの道のりを振り返り、「感無量です。私たちの夢が形になった瞬間です」とコメントしました。さらに、「赤坂の街に水素パイプラインが通る未来を見たい」と語り、水素技術が進化し続けることへの期待感を示しました。

本プロジェクトは、赤坂熱供給が脱炭素社会実現のために安全で安心な水素利用設備を導入し、地域の暮らしや社会に貢献することを目指す一環です。これからも赤坂熱供給の取り組みが地域に与える影響に注目が集まります。

赤坂熱供給株式会社について


赤坂熱供給株式会社は、東京都港区赤坂5丁目地区において、冷水、蒸気、電力を安定的に供給する事業者です。大規模災害時においても業務や生活を支えるBCP(事業継続計画)を整え、グリーン水素を活用したエネルギー供給を行っています。


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