自治体や観光関連事業者のための「観光DX検定」
公益社団法人日本観光振興協会が、新たに「地方創生データサイエンティスト検定制度」を設け、その一環として「観光DX検定」をスタートさせることを発表しました。この検定は、地域の観光戦略をデータに基づいて立案し実行できる人材の育成を目指しています。デジタル化の波が加速する中、観光業界も例外ではなく、データを効果的に扱える人材の育成が急務とされています。
検定の背景と目的
観光業界においては多くの人々が依然としてデータに対する苦手意識を持っています。このような状況を打破するために、日本観光振興協会では地域のデータに基づいた観光戦略の実現を目指し、「観光DX検定」を創設することとなったのです。検定を受けることで、受講者は、内閣府が運営する「e-Stat」や「地域経済分析システム(RESAS)」などの分析ツールを用いて、観光戦略の策定に必要不可欠なデータ分析スキルを習得することができます。
検定制度の概要
「観光DX検定」は初級、中級、上級の3段階から成り立っています。初級の試験は2025年の令和7年度に行われる予定で、次の年には中級や上級の実施が計画されています。
対象者
この検定の対象は多岐にわたります。地方自治体や観光協会、DMO、商工会議所、さらには観光関連のサービス事業者など、幅広く利用されることが期待されています。また、学生にも目を向けており、高校や専門学校、大学での受講が可能です。
コースへの参加方法とスケジュール
参加を希望する方は、8月1日から開始されるeラーニング講座の申し込みを行う必要があります。公式サイトには、料金やスケジュール、学習リソースに関する情報が詳しく掲載されているので、ぜひ確認してみてください。また、今後の検定にも参加するための受験申し込みも9月頃には順次受け付けられる予定です。
最後に
観光DX検定は、観光業界でのデータ駆動型の戦略立案を支える重要なステップであると言えます。この新しい検定制度を通じて、業界に新風を吹き込むデジタル人材が活躍することを期待しています。興味のある方は、ぜひ特設サイトを訪問し、詳細を確認してみてください。特設サイトURLはこちらです:
観光DX検定特設サイト
何か質問がある方は、公益社団法人日本観光振興協会の検定・認証担当までお気軽にお問い合わせください。