川上洋平が語る音楽と創作の真髄、sumikaとの熱い対話
2025年5月12日(月)の深夜、J-WAVEの人気ラジオ番組『SPARK』で、[Alexandros]のボーカル・ギターを担当する川上洋平がゲスト出演しました。この放送は、sumikaがナビゲーターを務める月曜日のエピソードで、多くの音楽ファンにとって、待望の内容となりました。
川上は、最初にsumikaとの関係性に触れました。彼にとって両者の交流の始まりは、2022年に行われた対バンイベント「THIS SUMMER FESTIVAL 2022」であったと語ります。このイベントは、地元である相模原での重要な出来事であり、川上は「自分たちの地元のイベントなので失敗できない」と、情熱的な思いを語りました。地元愛が根底にある彼の言葉からは、音楽を通じた地域との結びつきが感じられます。
次に、川上は自身のバンドがリリースしたアルバム『PROVOKE』に収録された楽曲について深く掘り下げました。制作の裏側には驚きのエピソードが織り込まれており、番組内では実際の音源も紹介され、sumikaのメンバーがその内容に驚く瞬間も。音楽の制作過程には、予想もしないストーリーが隠されていることを川上は強調し、聴衆に新たな視点を提供しました。
また、「アルバムを作る意味」についての議論では、現代はプレイリスト中心の流れが多い中で、なぜフルアルバムに挑戦するのか?という問いが立てられました。彼はこの15曲入りアルバムに込めた思いを語り、作品性を守るためには多くの挑戦が伴うことを説明しました。特に、制作に関してメンバーに出した“ある課題”にまつわる話は、興味深い内容でした。
また恒例コーナー「お耳の偏差値」では、川上が「煮込み音」の聞き分けに挑戦しました。結果はどうだったのか、そしてコーナー終了後には「考えすぎると煮詰まる」という深い名言が生まれる場面もあって、リスナーにとって聴く価値のある瞬間となりました。
放送の最終部分では、[Alexandros]の全国ツアーや今後行われるアジアツアーの話題に移り、さらに秋に控える主催フェス「THIS FES '25 in Sagamihara」についても言及。川上が「ライブこそが自分にとっての原点」と語る姿に、音楽への真摯な想いが表れました。
制作とライブツアーの両立に関する話では、長い制作期間を経て感じるライブの開放感や、声の調整のための「意外な食事ルーティン」も披露されました。川上が「ライブ前日は必ず◯◯を食べる」というこだわりの理由に、スタジオ内は大いに驚かされました。
このように熱のこもったトークが繰り広げられた『SPARK』。音楽の創作過程とその背景にある思いや情熱を感じ取ることのできる特別な1時間でした。番組はradikoで1週間のタイムフリー聴取が可能なので、ぜひ聴いてみてください。
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