全国高校軽音楽部の頂点が決まる!
2024年12月22日、大阪のグランキューブ大阪にて、全国377校から選ばれたトップ校が一堂に会する「we are SNEAKER AGES」第4回全国大会が開催されました。このイベントは、軽音楽部に所属する学生たちにとって、練習の成果を学外で発表する貴重な機会となるべく、2021年から始まったまさに“軽音楽の甲子園”。
この日の会場には、参加校の生徒たちはもちろん、応援に駆けつけた家族や友人、教師たちも集まり、心ひとつになった応援合戦が繰り広げられました。その様子は、感動的な絆を強く感じさせるものでした。大阪芸術大学は、この大会を2009年からサポーターとして支え続け、実行委員として活躍しています。
大会の歴史と参加校
「we are SNEAKER AGES」は、軽音楽部の生徒たちが学外のステージで実力を披露する機会が限られているという問題意識から生まれました。前身となるコンテストは1979年に関西大会としてスタートし、2015年からは関東大会も加わり、今では全国規模の大会へと成長を遂げています。今回の大会には377校がエントリーし、その中から選ばれた19校と台湾代表を加えた全20校が全国大会に進出しました。
演奏と評価の瞬間
全国大会では、ボーカルを含む自由な軽音楽形式の演奏が3分から5分以内で行われ、各校が競い合います。今年の大会では、「グランプリ・文部科学大臣賞」に加え、演奏力に優れた学校に与えられる「大阪芸術大学賞」や、特に応援が目立った学校に授与される「ベストサポーター賞」など、合計7つの賞が用意され、出場校に刺激を与えました。
特に「大阪芸術大学賞」を受賞したのは、関西初進出の中学校、枚方市立招提中学校。この学校は、若者の悲しみや希望を軽快な音楽で表現し、聴衆に深い感動を与えました。演奏曲はヨルシカの「負け犬にアンコールはいらない」で、彼らはミュージカル風にパフォーマンスし、犬の耳がついたカチューシャを着けての登場や、途中でそれを捨てる演出など、観客に強い印象を残しました。
応援の力
演奏したメンバーは全員中学3年生という多忙な時期に挑戦しており、部長の杉本さんは「短時間で集中して練習を重ねた。多くの皆さんに支えられて感謝の気持ちでいっぱい」と感動の涙を流しました。その言葉は、彼らの努力と友情の象徴です。また、副部長の宮崎さんも、仲間からの千羽鶴や応援ビデオに感激し、「たくさんの人に応援されて幸せ。拍手をいただき、心から感謝しています」と語っていました。
イベントのさらなる展開
この大会の感動はまだ終わりません。グランプリ大会に出場した全校の演奏とインタビューが特別番組として、2025年1月28日から2月25日まで毎週火曜日17時15分にラジオ大阪で放送されます。この番組を通じて、全国大会のエネルギーと感動をもう一度体験できる機会となります。
- - 番組名: 大阪芸術大学グループプレゼンツ we are SNEAKER AGES
- - 放送日: 2025年1月28日(火)~2月25日(火)
- - 放送時間: 毎週火曜日 17時15分~17時45分
この全国大会は、軽音楽部員にとってかけがえのない経験となり、彼らの未来への道を切り拓く助けとなることでしょう。今後も大阪芸術大学は、このような活動を通じて、生徒たちが夢を追いかけ、自分の才能を発揮できるように支援を続けていきます。