個人投資家調査
2025-03-24 16:36:03

2025年3月調査による個人投資家の相場観と市場動向の分析

2025年3月調査による個人投資家の相場観と市場動向の分析



マネックス証券株式会社が2025年3月に実施した個人投資家サーベイの結果が発表されました。この調査には1,080名の個人投資家が参加し、相場への見通し、セクター別の業況、エヌビディアなどの特定銘柄についての展望が含まれています。この内容を詳しく見ていきましょう。

2025年の株価予測


調査によると、2025年の日経平均株価の高値予想は「41,000円未満」が58.1%を占め、安値予想は「34,000円未満」が27.9%と最も多く、投資家の慎重な姿勢が伺えます。一方、ダウ平均株価の高値予想についても「46,000ドル未満」が38.7%と最多であり、安値については「39,000ドル以上40,000ドル未満」が37.8%となりました。全般的に悲観的な見方が支配しています。

この調査が実施された時期、日経平均株価は非常に不安定であり、特に1,000円以上の下落を見せる日もありました。市場のこの動向を見ると、個人投資家たちが相場に対する楽観視をしていないことが明らかです。

セクター別業況DI


次に、日米の各セクターにおける業況DI(景気動向指数)について調査しました。日本では「銀行」が40.5の業況DIで最高を記録し、一方で「自動車・輸送機」が-36.2で最低という結果になりました。米国では「エネルギー」が26.1で最高、逆に「不動産」が-13.3で最低でした。これらの数字は、投資先としてどのセクターに魅力を感じているかを示す重要な指標となります。

エヌビディアの株価動向


調査ではエヌビディアの株価についても見解を求めました。「変わらないと思う」と回答した投資家が37.3%、続いて「下落すると思う」が33.7%との結果が出ており、エヌビディアに対してもあまり楽観的ではない様子が浮かび上がります。

NISA口座の利用状況


2024年より新たに施行されたNISA制度についても調査が行われ、開設をしている投資家が9割以上を占めています。さらに、成長投資枠での投資予定金額は「200万円以上」と答えた方の割合が39.0%で最多でした。今回の調査からも、長期投資を重視する姿勢が垣間見えます。回答者の40%以上が長期的に銘柄を保有する意向を示し、短期売却を考える人はごく少数という結果になりました。

各国の株式市場に対する見通し


日本、米国、中国の株式市場への見通しについても調査が行われました。個人投資家からは、日本と米国に対する見通しが悪化しているとの結果が出ており、特に米国株のDIが前回調査から81ポイントも低下する結果となっています。対照的に、中国株の見通しはわずかに改善しています。

為替相場についての見通し


最後に、米ドル/円相場に対する見通しも調査され、「円高になると思う」と答えた割合が65%と急増しました。これに対し「円安になると思う」は17%に減少し、投資家たちの間で円高予想が強まる傾向が示されています。

このようにマネックス証券の調査によって得られたデータは、個人投資家の現状と市場の見通しを把握する上で非常に参考になるものでした。今後の投資戦略に生かしていくために、こうした情報を活用することが重要です。


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