丸井グループが三菱UFJ銀行から最高評価のSランクを取得
株式会社丸井グループ(東京都中野区、代表取締役社長:青井浩)は、三菱UFJ銀行の「人的資本経営評価型ローン」において、最高評価である「Sランク」を受け取りました。この評価は、同社の人的資本経営に対する取り組みやその結果を反映したもので、今後のビジネス展開に大きな影響を与えることが予想されます。
三菱UFJ銀行の人的資本経営評価型ローンとは?
このローンは、三菱UFJフィナンシャル・グループが展開するもので、人的資本経営に注力する企業を対象にした評価制度です。株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる独自のチェック項目に基づき、企業の人的資本に関する取り組みをスコア化し、株式会社日本格付研究所と連携して客観的な評価を行います。基準以上のスコアを得た企業には、このローンを通じて資金調達のチャンスが広がります。
丸井グループの取り組み
丸井グループが高く評価されたのは、以下のような多角的な施策によるものです。
経営戦略の明示
最初に、経営者が人的資本に関する方針を積極的に公表し、人材像を具体的に定義しています。また、人的資本への投資がもたらす収益やコストについても試算し、実際に価値を創出できることを確認済みです。
育成プログラムの充実
次に、スキル向上プログラムが実施されており、最新のDX研修や「メタバース工学部」といった新しい技術に関する研修が盛り込まれ、従業員のスキルアップを図っています。
従業員エンゲージメントの強化
さらに、エンゲージメント調査を定期的に実施し、その結果をESGデータブックで公表することで従業員のモチベーション向上に努めています。調査結果をもとに、具体的な施策を立案し、実施していることも評価されています。
コンプライアンスと倫理の重視
また、人権リスクの評価を行い、事業の持続可能性を高めるために重要な課題を特定しています。
目指すべき人的資本経営
丸井グループは、自らを「お客様のお役に立つために進化し続ける会社」と位置づけ、企業理念の策定や対話文化の育成、多様性の促進、働き方改革など多面的な取り組みを行っています。このようにして、社員の主体性を高め、より良い企業文化への変革を図っているのです。実際に、障がい者アーティストを支援する「ヘラルボニーカード」や、発展途上国の女性をサポートするデジタル社債の供給などの新しいビジネスモデルも生まれています。
今後も、社会課題の解決に寄与する企業としての成長を続け、イノベーションを創出し続ける姿勢を堅持していくことでしょう。助成金の活用や新たな投資機会についての広報も積極的に行っており、丸井グループはその理念に基づいた実践を通じて、さらに大きな成果を上げることが期待されています。
参考資料
丸井グループの概要
- - 商号:株式会社丸井グループ
- - 本社所在地:東京都中野区中野4-3-2
- - 代表電話:03-3384-0101
- - URL:丸井グループ
- - 代表取締役社長:青井浩
- - 主な関連会社:株式会社エポスカード、株式会社丸井、株式会社エムアンドシーシステムなど