気候変動リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」の新たな一歩
株式会社Gaia Visionが展開する気候変動リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」が、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)による気候リスクツールデータベースに掲載されました。このデータベースは、金融機関向けの気候リスク評価ツールに特化した、公開された情報の宝庫です。
The Climate Risk Tool Dashboardとは
The Climate Risk Tool Dashboardは、金融機関向けに開発された気候リスク評価ツールの広範な情報を集約して提供するデータベースです。UNEP FIは、気候リスクに関するさまざまなサービスプロバイダーが提供するツールやデータの情報を整理した「Climate Risk Landscape」報告書を初めて発行したのが2021年です。2023年6月には、エクセル版の「The Climate Risk Tool Dashboard」も登場し、以降も継続的に情報を更新しています。2024年9月時点で、全世界の80以上のツールについて、機能、指標、方法論、前提条件、ユースケースが詳細に紹介されています。
このデータベースには、Climate Visionが物理的気候リスク評価ツールの一つとして取り上げられ、Jupiter Intelligence社やMunich REといった国際的な気候リスク評価プロバイダーと並ぶ形で紹介されています。データベース内では、以下の観点から各ツールについて整理されています:
- - リスクタイプ - 物理的リスク
- - 対応シナリオ - IPCC、NGFS
- - 地理的カバレッジ - 対応する地域
- - 対象アセットクラス - 対象となる資産の種類
- - デモ提供可否 - デモ版の提供有無
- - オンライン実装状況 - オンラインサービスの状況
Climate Visionの今後の展望
Gaia Visionでは、Climate Visionの導入以来、さまざまなユーザーからサステナビリティ情報の開示や気候変動リスクへの対応に有用なリスク評価ツールとして評価されています。特に、三菱UFJ銀行においては、Climate Visionが活用され、協働研究も進められています。2024年11月には、以下のプレスリリースも発表されました。
プレスリリースでの活用情報
この掲載を契機に、Gaia Visionはさらなるサービスの品質向上に努めていく意向であり、金融機関の気候関連リスク評価に対応するための努力を続けていく所存です。Climate Visionを通じて、持続可能な金融システムの構築に貢献していくことを目指しています。
Climate Vision無償版のご案内
Climate Visionでは、無償で一部の機能を利用できます。具体的には、世界中のハザードマップ(洪水リスクマップ)をシナリオ別に確認することが可能です。興味のある方は、以下のリンクから「新規登録」を行い、メールアドレスを登録することで簡単に利用できます。
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また、質問や相談がある方は、Gaia Visionの問い合わせフォームを利用して、気軽にご連絡ください。
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株式会社Gaia Visionについて
持続可能な未来のため、気候変動リスクにいち早く対応するための情報を提供していくGaia Vision。今後の取り組みにも注目です。