Lazuliとトレジャーデータ、AIによるデータ活用の新時代を切り開く
本日、Lazuli株式会社とトレジャーデータ株式会社が新たな連携を発表しました。このコラボレーションにより、二つの企業が提供する先進的なAIソリューションを通じて、商品データと顧客データのシームレスな統合が実現。また、これにより企業はデータ活用の可能性を広げ、顧客理解の深化、効率的なマーケティング施策の実施、そして持続的なビジネス成長を図ることが可能です。
1. 連携の概要
Lazuliが提供する「Lazuli PDP(Product Data Platform)」と、トレジャーデータの「TREASURE DATA CDP」は、APIを介して接続されます。これにより、顧客企業はオンラインおよびオフラインで得られた行動データや販売データと、LazuliのAI PIM(商品情報管理)やAI DAM(デジタル資産管理)に格納された洗練された商品データを組み合わせた、より高精度な分析が可能になります。
この連携によって、以下のような利点が期待されます。
- - 需要予測・商品開発の高度化:商品カテゴリごとの需要動向を分析し、より効果的な商品開発や在庫計画を実現します。
- - パーソナライズド・マーケティング:顧客に対して精緻なレコメンドやクロスセル施策を行い、LTV(顧客生涯価値)を向上させることが可能です。
- - 広告・CRM施策効果の最大化:商品マスタと顧客データを利用し、ターゲットオーディエンスをより効果的に設計できます。
- - 顧客体験の向上:ECや店舗において、商品検索やナビゲーションを最適化し、利便性を高めることができます。
2. 企業の特色
トレジャーデータ株式会社
トレジャーデータ株式会社は、2011年にアメリカで設立され、2012年には日本に進出しました。彼らは、世界中の400社以上の企業に対し、高度なパーソナライゼーションを可能にする「インテリジェント・カスタマーデータプラットフォーム(CDP)」を提供し、マーケティング施策のROIを向上させています。
Lazuli株式会社
一方のLazuli株式会社は、2020年に設立されたAIスタートアップです。彼らは、AI技術を駆使し、企業のデジタルトランスフォーメーションを促進するサービスを展開しており、特に商品データの整備に重点を置いています。与えられたデータを「事業資産」に変えることに取り組んでいます。
3. 未来の展望
両社は、今後もデータを駆使したビジネスの俊敏性を高め、顧客体験の革新を目指します。商品データと顧客データを統合することで、新しいビジネスインサイトを生み出し、企業が競争の中で有利に立ち回るための支援を行う予定です。これにより、持続可能な成長が可能になると同時に、顧客に対するサービスも向上するでしょう。
結論として、Lazuliとトレジャーデータの取り組みは、AIによるデータ活用の新しい時代を切り開く重要な一歩となるでしょう。技術の進化に伴い、企業がどのように顧客と商品を結びつけ、新たな価値を創造していくのか、これからの動向に注目です。