実りの秋、社員が食の循環に触れる体験
株式会社UCHINOは、親会社であるファストコムホールディングスの一員として、2025年9月28日に埼玉県加須市で稲刈り体験を実施しました。このイベントは、春の田植えに続くイベントとして、社員が一次産業に直接触れ、食に対する理解を深めることを目的としています。
自然と人の手が織りなす循環
稲刈り体験では、晴れ間の下、黄金色に輝く田んぼで社員たちが鎌を手に取り、稲を刈り取り、束ねて天日干しを行います。この一連の作業を通じて、社員は自然の恵みを受け、農作業の大変さを実感する貴重な時間を過ごしました。
三方良しの仕組み:社員・農家・地域の相互支援
UCHINOでは、2018年から「UCHINO米制度」を導入し、社員に毎月お米を支給しています。この制度は、社員の健康的な生活の維持のみならず、契約農家への安定的な収入を保証し、地域社会への還元も目指しています。前払い制の仕組みにより、農家への報酬を確保しつつ、社員から返納されたお米は地域の子ども食堂やひとり親世帯に寄付されます。
また、稲刈り体験は田植えや草取りと並ぶ重要なプログラムとして位置づけられ、社員が食の生産に参加することで「食べる側」から「支える側」への意識の変化を促しています。普段は接点の少ない部署間のコミュニケーションが生まれることも、このプログラム大きな特徴とされています。
体験を通じたエンゲージメントの深化
稲刈り体験は、出課人一人一人が食と生産の現場に直に関わる大切な時間です。泥まみれになりながら働くことで、社員は農作物を育てることの大変さや農家の努力を体感します。それによって、自分の仕事や社会貢献を「自分ごと」としてとらえるようになります。この経験を経て、SDGsの推進にも積極的に関与する社員が増えているとのことです。
UCHINOのサービスと未来の展望
株式会社UCHINOは2025年5月1日より、全国的に「UCHINO」のサービスを展開し、他企業での導入を促進しています。この取り組みにより、企業とその従業員、地域農家、さらには社会全体がWIN-WINの関係を築くことを目指します。導入企業には各社のニーズに応じた、お米の配布量の自由な設定が可能で、企業独自の福利厚生プランを実現します。
今後、UCHINOではさらなる全国的な農業支援を進め、地方農家と企業の結びつきを強化し、新たな福利厚生モデルを確立していく方針です。
会社概要
- - 名称 : 株式会社UCHINO
- - 所在地: 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町 2-14-10 アーバンネット日本橋ビル 1F.2F
- - 代表者: 小林栄治
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