通信課程を活用した新しい大学教育の形
日本の少子化が進行する中、大学は新しい教育モデルを模索しています。その中でも注目を集めているのが、通信課程を活用して外国人学生を受け入れるという形です。特に今年4月に設立された「アジアオンライン大学」は、その取り組みの最前線に立っています。この大学は、岡山理科大学を中心とする教育機関が集まったもので、フルオンライン形式の学士課程を提供しています。
大月史嗣氏によるセミナーの概要
6月26日(木)に開催される「第12回KEI大学経営セミナー」では、この「アジアオンライン大学」の立ち上げに深く関わった大月史嗣氏がゲストスピーカーとして参加します。セミナーのテーマは「通信課程を活用して外国人学生を呼び込む」で、オンライン授業の設計や外国人学生と日本人学生双方のニーズにどう応えていくのかといった具体的な知見が共有される予定です。
日本国外の学生層へのアプローチ
「アジアオンライン大学」が大きな注目を集める理由の一つは、その外国人学生へのアプローチです。設立初年度には定員200名のうち、約3分の1を日本国外に住む学生が占めています。具体的には、ウズベキスタンやミャンマー、インドネシアなど8カ国からの学生がサテライト学習センターで学び始めています。このように、国境を越えた教育の場が整いつつあることは、大学の国際化に向けた重要なステップです。
大月氏の豊富な経験
大月氏は1985年に学校法人加計学園に入職し、主に国際交流業務を担当してきた経験を持つ教育者です。これまでにアメリカや中国をはじめとする多くの国と交流を深め、国際的な教育環境の構築に寄与してきました。こうした彼の豊富な経験が、今回のセミナーでどのように生かされるのかが非常に注目です。
セミナー参加の重要性
このセミナーでは、大学の経営者や教育関係者が、外国人学生を受け入れるための具体的な対策や戦略を学ぶことができます。特に国際部門に関わる方々には、これからの大学のあり方を再考する貴重な機会です。参加は無料で、従来の教育モデルに新しい視点を持ち帰るきっかけになります。
参加方法と詳細
セミナーはオンラインで実施されるため、全国どこからでも参加可能です。申込は6月26日正午までと締切が迫っているため、早めの登録が推奨されます。興味のある方は、公式リンクを通じて参加登録を行い、当日の視聴の準備を整えてください。
通信課程を活用した新たな教育システムは、これからの大学教育の重要な一環として、ますます注目されていくでしょう。このセミナーを通じて得た知識が、皆様の教育活動にどのように役立つのか期待が高まります。