トイファクトリーが迎えた創業30周年の歩みと未来への挑戦

岐阜県可児市に本社を置く株式会社トイファクトリーは、創業から30年を経て、2025年に多くの新しい挑戦と成果を成し遂げました。同社は国内のハイエースベースのキャンピングカー製造においてトップの地位を獲得し、FIAT DUCATOベースの車両ではアジアNo.1という実績を誇ります。

創業30周年のイベントと新モデル発表

2025年初頭、ジャパンキャンピングカーショーにおいて、同社は新モデル「gioia（ジョイア）」を発表しました。このモデルはFIAT DUCATOをベースにしており、5人までの乗車、5人の就寝ができる広々とした室内空間を実現しています。日本のファミリー層に向けて設計されたこのモデルは、多くの来場者から注目を集めました。また、ハイエースベースの「BADEN［30th Anniversary Limited Model］」もお披露目され、周年記念にふさわしいスペシャルな仕様が話題となりました。

これに関連して、トイファクトリーの創業初期の車両である「リンドバーグ」の特別展示も行われ、同社の歴史を振り返る良い機会となりました。

新たなビジョンとモータープール施設の設立

春には、新たに自動車ショー『オートモビルカウンシル2025』に初出展し、EURO-TOYと共にイタリアのモーターホームブランド「LAIKA」の車両を展示しました。このイベントでは、著名なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が来場し、自身がデザインした車両を見学。特別な機会により、トイファクトリーのブースには多くの人々が集まりました。

新たに開設されたキャンピングカー専用モータープール施設『陸のマリーナ』は、ユーザーの車両保管ニーズに応える重要な拠点となります。大型キャンピングカーが保管可能で、利便性の高い駐車場を提供しています。

社会的な取り組みと次世代ビジョン

6月には、「TFME事業部」を発足し、政府や企業へのモビリティやインフラ提供に特化。キャンピングカーの設計力を応用し、防災車両「マルモビ」シリーズや無臭のトイレ「クレサナ」など、社会課題に取り組むためのプロジェクトを進めています。この新事業の開始により、次世代モビリティへの挑戦が本格化しました。

夏には東京キャンピングカーショーに出展し、新型モデル「Brugge（ブルージュ）」を初めて披露。このモデルは快適性の高さがファミリー層から評価され、多くの注目を集めました。

特別仕様モデルの発表とメディア露出

秋には、創業30周年を記念して、FIAT DUCATOベースの「DA VINCIシリーズ」から特別仕様モデル『30th LIMITED EDITION』が発表され、コーポレートカラーであるグリーンを基調にしたデザインが好評を得ました。

10月、テレビ東京の特集番組『日経スペシャルカンブリア宮殿』にトイファクトリーが取り上げられ、モノづくりや社会への取り組みが広く紹介されました。

宇宙的な体験とファンとの交流

国内最大のイベント『Japan Mobility Show 2025』では、映画『スター・ウォーズ』とのコラボレーションによるキャンピングカー「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」が発表され、多くのファンが集まりました。限定販売の抽選には高い人気が寄せられ、愛好者たちから大きな反響を得ました。

キャンピングカー利用者との絆を深めるイベント

11月にはトイファクトリーのユーザーが集う『トイキャン2025』が開催され、約1,000名が参加。ユーザー同士の交流が生まれ、トイファミリーのコミュニティの広がりと感謝の気持ちが再確認される大きなイベントとなりました。

今後の展望と新春フェアの告知

2026年もトイファクトリーは更なる挑戦を続けます。初売りフェアの開催を予告し、新年に向けたワクワクした案内をしっかりと準備しております。2026年の初売りは1月8日からスタートします。

この30年の歩みを元に、トイファクトリーはこれからも皆様の旅と冒険に寄り添い、心を動かすキャンピングカーの提供を進めていきます。