新たな3Dプリンティングの可能性『Fiberonシリーズ』
株式会社サンステラが、日本総代理店を務めるPolymakerから、最新の高機能フィラメント『Fiberon™PETG-rCF08』と『Fiberon™PET-CF17』を新たに国内販売を開始しました。これにより、3Dプリンター愛好者や業界の専門家に向け、さらに幅広い造形の可能性が開かれます。
1. Fiberon™シリーズとは?
『Fiberon™ by Polymaker』は、短繊維ファイバーや金属粉を配合した、エンジニアリング用途向けのフィラメントシリーズです。通常の3Dプリンターでは難しい高強度や高剛性、耐熱性、寸法安定性を兼ね備えており、特に産業用途に最適です。これにより、さらなる機能性を持つ複合素材としての魅力が増しています。
Dogma of Fiberon
Polymakerのフィラメントは、Jam-Free™ Technologyを採用しており、ノズル詰まりや反りといったトラブルを徹底的に抑制。また、特に産業用途においても信頼性のある製品であることが証明されています。自社で開発したHT-PLAは耐熱性に優れており、精密な仕上がりと長期的な安全性を確保しています。
2. 新製品の特長
Fiberon™PETG-rCF08
新しい『Fiberon™PETG-rCF08』は、8%の再生カーボンファイバーを含んでおり、PETGの造形性と強度を両立しています。特に大きな特長が、反りが少なく、層間接着性に優れていることです。これにより、治具や機能部品、負荷がかかる構造パーツなど、各種用途に適しています。
推奨される印刷設定は、240〜270℃のプリント温度で、最大300mm/sの速度での印刷が可能です。また、60〜70℃のベッド温度が推奨されています。
Fiberon™PET-CF17
一方で、もう一つのモデルである『Fiberon™PET-CF17』は、17%の短繊維カーボンファイバーを含み、より高剛性・高強度が求められる分野に特化しています。このフィラメントは、反りや収縮が少ないため、より高い寸法安定性が得られます。このため、大型パーツや高荷重部品の造形に最適です。
推奨印刷温度は270〜300℃で、同じく最大速度は300mm/sが推奨されています。さらに、70〜80℃のベッド温度が理想的です。
3. 販売情報
これらのフィラメントは、公式なオンラインストアやサンステラの3Dモール、Amazonなどで購入可能です。『Fiberon™PETG-rCF08』は、500gで3,630円(税込)、『Fiberon™PET-CF17』は9,350円(税込)という価格で、ユーザーにとって非常にアクセスしやすい商品となっています。
4. まとめ
新たに展開される『Fiberonシリーズ』は、従来の製品からの革新を感じさせるもので、フィラメントの選び方次第で3Dプリンティングの世界が大きく広がります。株式会社サンステラによるサポート体制もしっかりと整っており、安心して使用できる環境が提供されています。これからの業界の進化を切り拓く本製品を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?