最新技術を搭載したTASCAM DA-6400シリーズの紹介
音響機器のリーディングカンパニーであるTASCAMが、デジタルマルチトラックレコーダー/プレーヤー『DA-6400シリーズ』に新しいファームウェアV3.20を発表しました。このアップデートにより、DA-6400シリーズはSMPTE ST 2110に準拠した機能を搭載することが可能になり、放送や録音現場における新たな選択肢を提供します。
DA-6400シリーズの基本スペック
DA-6400シリーズは、64チャンネルのデジタルマルチトラックレコーダーとして、コンパクトな1Uサイズを誇ります。この製品は、MADIやDanteといった様々なオーディオインターフェースに対応しており、Pro Toolsシステムとの同期運転によるバックアップ録音も可能です。
シリーズには、通常モデルの『DA-6400』と、電源二重化仕様を持つ『DA-6400dp』の2モデルが用意されています。これにより、音質の向上だけでなく、運用時の信頼性も強化されています。
最新ファームウェアV3.20の特長
新たにリリースされたファームウェアV3.20は、『IF-ST2110』オプションカードの利用により、SMPTE ST 2110準拠の64入力/64出力を実現しました。これにより、DA-6400シリーズは、最新のIPオーディオ接続技術に対応した高性能なレコーディング機器として、プロフェッショナルな現場での使用に耐えうる能力を持つことが証明されています。
IF-ST2110カードの主要機能
- - 準拠技術: SMPTE ST 2110-30およびAES67に対応し、多様な媒体へのアクセスを可能に。
- - 入出力能力: 64入力/64出力(48kHz)や32入力/32出力(96kHz)に対応し、高品質な録音が実現。
- - 冗長性: SMPTE ST 2022-7に対応しているため、安定的な信号伝送が可能です。
- - NMOS対応: NMOS IS-04/05に対応しており、ネットワークにおける機器管理を容易に。
- - 専用ポート: メディアポートと制御専用ポートを搭載し、操作性を向上。
- - Web UI: 簡単に設定やモニタリングができるWeb UIアプリケーションを搭載し、ユーザーフレンドリーな操作を実現しています。
新たな音声フォーマットへの対応
DA-6400シリーズは、IF-ST2110カードを利用することで、音声フォーマットのコンバーターとしても機能します。これにより、ST 2110とDante/MADIシステムを柔軟に接続し、あらゆるシステムに対応可能です。
結論
TASCAMのDA-6400シリーズは、最新のファームウェアによって新たな可能性を秘めています。高度な機能と信頼性の高い音質を兼ね備えたこのレコーダーは、放送や録音現場での多様なニーズに応えてくれることでしょう。プロ音響の世界で確かな支持を得ているTASCAMの製品は、今後も多くの音楽ファンや音響技術者に愛される存在であり続けることでしょう。