ガーナに新たな希望を!初の学校建設プロジェクトが始動
特定非営利活動法人CLOUDYが、ゴミ山と呼ばれるアフリカ・ガーナのアグボグブロシー地区に初の学校を建設するためのクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、2025年2月18日まで寄付を募り、境遇に苦しむ人々に希望をもたらすことを目指しています。
プロジェクトの背景
この活動は、2020年のコロナ禍に始まった緊急食糧支援がきっかけで立ち上がりました。当時、現地の人々と多くの出会いや会話が交わされ、その中で多くの課題を知ることになります。特に、シングルマザーからの「子どもを預けられる場所がない」という悩みは、私たちに強く訴えかけました。この声を受け、CLOUDYは「お母さんのためにも、子どものためにも学校を作ろう」との思いを持って、学校建設を決意しました。
この地区は、世界最大の電子廃棄物の埋め立て地として知られ、多くの人々がゴミの中で生活しています。そこで初めての教育施設を建てることは、地域の人々にとって大きな変化をもたらすことになるでしょう。
現地の声と学校の特徴
地域のリーダーや母親たちの声を聞くと、彼らが切望しているのはただの「学校」ではなく「子どもを安心して預けられる場所」や「栄養のある食事」でした。CLOUDYが計画する学校では、幼稚園や託児所も併設され、親たちが安心して仕事に出るためのサポートを行います。加えて、昼食の提供や、独自のカリキュラムに基づいた教育も行われる予定です。
学校の隣には広場が整備され、体育やアートなどの授業を通じて子どもたちの創造力を育てることにも注力します。
環境問題への取り組み
このプロジェクトは、地域のゴミ問題を解決するためのモデルケースを目指しています。リサイクルやアップサイクルの実践を通じて、廃棄物が新たな資源として生まれ変わることを目指しています。また、先進国の一員として、遠く離れた国々での環境問題に対する意識を促す重要な活動でもあります。
プロジェクトの経緯と資金の使い道
この取り組みは、2020年から初まり、2023年5月にはガーナ政府から土地の提案を受け、学校の建設に向けた具体的なステップが始まりました。やっと土地が決定し、資金集めをスタート。必要な資金の内訳として、小学校の教室、幼稚園の教室、託児所などの建設費用が計画されています。合計で1,000万円を目指しています。
終わりに
私たちの活動は、常に出会いから始まります。このプロジェクトも、多くの出会いから得た知恵と勇気を元に進められています。CLOUDYは、一過性の支援に終わらず、地域の方々と共に未来を築いていきたいと願っています。皆さんの温かいご支援が、この学校を実現させる大きな力となります。ぜひ、プロジェクトへのご賛同をよろしくお願い致します。