次世代ものづくりの推進へ、ミスミが新体制を発表

次世代ものづくりの推進へ、ミスミが新体制を発表



株式会社ミスミグループ本社(東京都千代田区)は、2026年3月1日付で、米国FictivのCEO、Dave Evansを米州事業の社長に任命することを発表しました。この人事は、ミスミとFictivの統合を加速させ、次世代のものづくりを支えるための重要なステップと位置づけられています。

新たな体制のもと、ミスミは自社の豊富なコンポーネント群とFictivの持つデジタル製造プラットフォームを融合させることにより、試作から量産に至る製造プロセスを、これまで以上に迅速かつ効率的に行える体制を整備します。これにより、FA、ロボティクス、医療技術、エアモビリティ、航空宇宙、アグリテック、気候技術など、幅広い分野での製造サポートが可能となります。

Evansは、Fictivを共同創業し、グローバルな製造ネットワークの構築やクラウドベースの製造支援ツールの開発を推進してきました。これからもFictivの経営を継続しながら、MISUMI Americas Business Companyの社長として、事業戦略とオペレーションの一体化を進めていく考えです。彼は、「米州の製造業は変革期を迎えている。私たちはデジタルプラットフォームを統合し、AIやデジタル製造技術を駆使して、最高水準の製品を迅速に提供できる体制を整えていく」とコメントしています。

デジタル製造を切り開く先見性



Evansが主導するFictivは、デジタル製造マーケットプレイスモデルの確立に注力しており、自社の厳選された製造パートナーから成るグローバルネットワークを構築しています。また、特注機械部品の調達プロセスを簡素化するためのクラウドベースのツールの開発にも取り組んでおり、その成果として4,000万点以上の部品製造を支援するに至っています。

現在、ミスミグループはITやAIを利用して、従来型ビジネスの枠を超えたサービスを提供する「デジタルモデルシフト」を急速に進めています。AIへの投資とFictivの専門知識を活用し、標準部品からカスタム部品、量産部品、アセンブリ部品に至るまで、さらなるイノベーションの創出を目指しています。グループ全体で毎日1万件のCADデータがアップロードされ、このデータ群はAIによる見積もり、製造性解析、工程最適化の基盤となっています。

ミスミグループの社長、大野龍隆氏は「米州は極めて重要な成長市場。デジタルモデルの拡大やAI活用の強化を通じて、2030年に向けたさらなる成長を目指します」と話しています。

次世代の製造業を牽引する体制確立



今回の人事を通じて、ミスミは日本の精密な製造技術とFictivのデジタルイノベーションを組み合わせ、次世代の製造業を牽引する体制を構築することを目指します。これにより、高品質の製品を維持しながら、米州の産業発展にも寄与していく方針です。

顧客に対しては、統合されたプラットフォームを通じて、以下のような多様な価値を提供します。
  • - 数百万点の標準部品や構成可能なコンポーネントの提供
  • - デジタル見積もりによる迅速なカスタム部品製造
  • - AIを活用した製造性設計支援
  • - 厳格な品質管理による高精度な製造サービス
  • - スタートアップから大手OEMまで幅広い顧客へのサポート
  • - サプライチェーンの強靭化とイノベーションサイクルの加速

MISUMI Americas Business Companyは、「製造をより速く、より賢く、かつより利用しやすくする」ことを目指し、多様な分野で活躍するイノベーターにとって信頼できるパートナーとしての存在を確立することを目指します。

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