ITエンジニアから管理職への道:本音調査結果
株式会社キッカケクリエイションが実施した調査では、ITエンジニアから管理職に昇進した218名を対象に、その本音を探るアンケートが行われました。調査対象者の約7割が「管理職になって良かった」との回答を得る一方で、移行前には多くが抵抗感を持っていたことが分かりました。今回はその詳細について見ていきましょう。
管理職移行前の抵抗感の実態
調査によると、68.3%のエンジニアは管理職に移行することに対して抵抗感や不安を抱えていました。最も多かった理由は、部下やチームメンバーとの人間関係の構築が56.4%、次いで技術から離れることへの不安が42.3%、責任の重さに対するプレッシャーが39.6%という結果でした。このように、多くのエンジニアが新しいポジションへの不安を感じていることが明らかです。
実際に管理職になってみて
しかし、実際に管理職になった後の満足度は高く、68.8%の人々が「なって良かった」と感じています。その理由としては、チームの成果を達成したこと(46%)、年収の増加(42.7%)が上位に挙げられました。特に年収に関しては、回答者の43.2%が100万円以上の増加を体験したと述べています。このことから、管理職になるとそれに伴う経済的なメリットも享受できることが示されています。
管理職の難しさとギャップ
調査の中では、82.1%が管理職としての業務において苦労やギャップを実感したことがわかりました。最も多かったのはやはり人間関係の構築で、50.8%がこの点を挙げています。責任の重さ(35.2%)、技術からの距離感(33.0%)も課題として指摘されました。これらの結果は、管理職が技術者とは異なるスキルが求められることを示唆しています。
成長のための取り組み
難しさを乗り越えるために、エンジニアたちは様々な方法で対応していることも調査からわかりました。「マネジメントに関する書籍やセミナーで学ぶ」が35.2%と最も多く、また試行錯誤をしながら自分のスタイルを確立することも重要視されています。
次世代のリーダーへ向けてのアドバイス
今回の調査では、約8割がITエンジニアから管理職へ移行することが今後のキャリアに活かされると実感しています。具体的な準備としては「チームメンバーとのコミュニケーション経験」や「マネジメントやリーダーシップに関する知識の習得」が挙げられ、事前にしっかりと準備することで、スムーズな移行が期待できることが明らかになりました。
まとめ
エンジニアから管理職への道のりは、抵抗感や不安も伴いますが、多くの人々が新たなチャレンジを経て成長を実感し、満足度を高めています。技術とマネジメントスキルを持ち合わせた人材の需要も高まる中、チーム全体の成果への寄与や経済的な向上を目指し、前向きにキャリアの可能性を広げていくことが重要です。これからのキャリアを考える上で、エンジニアとしてのスキルを活かしつつ、新たな役割への挑戦をぜひ検討してみてください。
本調査の詳細に関しては、
キッカケエージェントの公式サイトをご覧ください。