新材料研究開始
2026-08-21 11:40:29

東京工科大学、クレハとセラミックス基複合材料の共同研究を開始!

東京工科大学とクレハの共同研究



2026年8月より、東京工科大学(八王子市)と株式会社クレハ(中央区)は、炭化ケイ素(SiC)繊維を使ったセラミックス基複合材料(CMC)に関する共同研究契約を結びます。この取り組みは、航空機エンジンや発電用ガスタービンなどの高温構造部材への適用を視野に入れ、両者の技術力を結集したものです。

CMCの特性と応用



CMCは、軽量で耐熱性が高く、従来の金属に代わる先進的な材料です。特に、SiC繊維を強化素材として組み込んだSiC/SiC複合材料は、次世代航空機エンジンの効率化やCO₂排出量の削減に寄与する革新的な素材として期待されています。これにより、航空業界だけでなく、エネルギー関連や自動車産業においても新たな可能性が開かれるでしょう。

共同研究の具体的内容



本共同研究では、クレハが開発したSiC繊維を用いて、実際にSiC/SiC複合材料を製造します。その後、力学特性や高温環境下での耐久性といった実用性評価を行い、商業化に向けた技術基盤の強化を図ります。得られた知見からは、高温構造材料が求められる市場への展開が期待されています。

産業界への貢献



東京工科大学のCMCセンターは、航空、宇宙、発電、自動車といった多様な産業での応用が見込まれるCMC技術の新たな研究開発の拠点として、2017年に設立されました。その後、多くの共同研究やプロジェクトを手掛けており、国内外で高い評価を受けています。特に、クレハによるSiC繊維の開発とその造り方に関する技術革新が、さらに新しいビジネスモデルの確立へとつながるでしょう。

今後の展望



経済産業省や関連企業と連携しながら、東京工科大学CMCセンターはCMCの製造、評価、解析を包括的に行っています。これにより、国内外での実用化が進展し、学術的な研究成果も展開していく予定です。また、2024年からは米大手航空機エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニー(P&W)との共同研究も開始される見込みです。

この取り組みは、材料科学分野における新たな地平を開くものとなり、我が国の産業界の競争力強化にも寄与するでしょう。未来の航空機やエネルギーシステムの進化に、大いに注目が集まります。

詳細情報はこちら

東京工科大学CMCセンター外観


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