障害者のやりがいを応援!「まごころガチャタマ」登場
埼玉県で、障害者の就労を支援する新たな取り組みが始まりました。それが「まごころガチャタマ」。生活協同組合パルシステム埼玉は、7月2日にさいたま市の「ぱる★てらす」に設置したカプセル販売機で、これまでの障害者就労支援の新たな試みを展開しています。
このガチャタマでは、NPO法人リンクリライアンスの利用者が丁寧に制作した折り紙ストラップが当たります。モチーフには折り鶴や星が使われており、一つ一つが愛情を込めて作られた作品です。これらのアイテムは、就労支援B型事業所で障害者の工賃向上を図りながら、地域社会に新しい価値を提供することを目指しています。
販売機の設置目的
「まごころガチャタマ」が販売機として設置されたのは、障害者の「やりがい・働きがい・生きがい」を実現するための手段です。全国平均でB型事業所の工賃が月額2万円に満たないという厳しい現状がある中、パルシステム埼玉は販売機設置を通じて、障害者就労の理解と認知を高める活動を進めています。また、人件費を抑えることで、より多くの工賃を障害者に還元することができるように設計されています。
地域での展開
この取り組みは、県内の就労支援作業所やNPO法人との連携から生まれました。「福祉マーケット」やNPO基金助成事業報告会などの場で出会った経緯から、こうした新たなプロジェクトが実現したのです。これにより、地域社会の中で障害を持つ方々が活躍し、多様性を持った暮らしを実現できるような仕組みが整いつつあります。
まごころガチャタマの詳細
- - 設置場所: 組合員活動施設 ぱる★てらす(埼玉県さいたま市浦和区東仲町10-7)
- - 営業時間: 月〜金曜日 9時〜17時
- - アクセス: JR浦和駅東口から徒歩3分
- - 代金: 500円(税込)
設置されたガチャタマの魅力は、何と言ってもお手頃で楽しめる点です。買い求めた方々は運の良さを感じながら、同時に障害者の支援にもつながるという素晴らしい体験ができるのです。
今後の展望
「まごころガチャタマ」は、今後も障害者就労の可能性を広げ、地域社会の活性化へと寄与していくことを目指しています。パルシステム埼玉は、地域内外のさまざまな団体との協力を深め、誰もが活躍できる地域づくりを推進していくでしょう。できたての折り紙ストラップを手にした皆さん、それが新たな支援の一歩になるかもしれません。ぜひ実際にお立ち寄りいただき、楽しんでみてはいかがでしょうか。
生活協同組合パルシステム埼玉への興味や支援の意志をもって、地域の可能性をさらに広げるこのプロジェクトを見逃さないでください。2025年には国際協同組合年も控えており、ますますの発展が期待されます。