岡山大の夏プログラム
2025-09-07 23:38:37

岡山大学が高校生向けに植物科学を体験する夏のプログラムを開催

岡山大学が高校生向けに植物科学を体験する夏のプログラムを開催



2025年8月1日、国立大学法人岡山大学が主催する「Summer Science School(SSS)」が岡山大学資源植物科学研究所で開催されました。このイベントには、全9コースが用意され、高校生33人が参加し、資源植物科学研究所の教員や大学院生の指導の下、植物科学の多様な実験を体験しました。

実験体験の内容



午前中には、参加者に対するガイダンスが行われ、その後、各自が希望するコースに分かれて実験を開始しました。実験内容には、以下のようなものが含まれていました。

  • - コムギとオオムギの比較観察:顕微鏡による穂の発生過程の観察。
  • - 植物ホルモンの定量分析:質量分析計を使用しての分析実験。
  • - 遺伝子操作実験:DNAの切断およびつなぎ換えによる実験。

午後も多彩なテーマで実験が続きました。参加者は、葉緑体タンパク質の分離実験や水耕栽培によるイネのケイ素吸収実験、作物病原ウイルスの比較観察など幅広い内容を実施。これらは学校授業では経験できない貴重な体験でした。

実験を通じた交流



実験の合間や昼休み中には、高校生と研究者、大学院生との自由な懇談の時間が設けられました。この時間を利用して、参加者は研究者の仕事のやりがいや大学・大学院での生活、さらには科学分野でのキャリア形成について意見交換を行いました。活発なディスカッションが展開され、進路や将来に関する興味を深めた様子が見られました。

参加者の感想



イベント終了後に行われたアンケートでは、多くの高校生から「来年もぜひ参加したい」という声が寄せられました。実験を通じて感じた満足度は非常に高く、「普段触れることのない機器を使えた」「植物に対する興味が深まった」といった感想が寄せられました。参加者たちの表情には、新たな発見や実験の成果に対する喜びが満ち溢れていました。

「未来博士号」の授与



全ての課程を修了した参加者には、資源植物科学研究所の所長から「未来博士号」が授与されました。これは、科学の世界への第一歩を踏み出す証でもあります。このプログラムが参加者一人一人にとって「科学が芽生える日」となることを願っています。

今後の取り組み



岡山大学資源植物科学研究所では、次世代の科学者を育成するためにこのような学びと交流の場を今後も提供していく予定です。岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、さらなる取り組みを進めていくことでしょう。皆様の期待に応える活動にご注目ください。


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