インターネット満足度調査
2025-03-10 14:58:23

2025年集合住宅向けインターネットサービス満足度調査結果発表

J.D. パワーが発表した2025年集合住宅向けインターネットサービス顧客満足度調査



株式会社J.D. パワー ジャパンが、2025年の集合住宅向け全戸一括インターネットサービスに関する顧客満足度調査を実施した。今回の調査は、初めて集合住宅を対象としたもので、インターネット利用の実態や課題を明らかにする重要なデータとなった。

インターネットサービスの重要性



現代の生活において、インターネットはメールやウェブサイトの閲覧だけでなく、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなど様々な用途で不可欠な存在となっている。日常生活をスムーズに送るために、快適な通信が求められるのは当然だ。

満足度を左右する要因



調査では、顧客満足度の評価を「通信品質」、「各種オプションサービス」、「サポート」の3つのファクターに分け、それぞれの影響を分析した。結果として、「通信品質」が54%の影響を持つことが明らかになり、最も大きな要素であることが判明した。この結果からも、ユーザーにとって通信の安定性と質が最も重要視されていることがわかる。

不具合を経験するユーザー数



驚くべきことに、調査結果からは約39%のユーザーが、月に1回以上「突然通信の速度が遅くなる」といった不具合を経験していることが浮き彫りとなった。また、接続不良や速度低下が特に目立つ時間帯は、平日夜間や土日祝の夜間であり、これらの時間帯に多くの入居者がインターネットを利用している実態が示された。

企業に求められる改善策



集合住宅向けの全戸一括インターネットサービスは、物件の価値向上や入居者の利便性向上を図るために導入されるが、今回の調査結果からは多くのユーザーが通信品質に対する不満を持っていることが分かった。この状況を受けて、各回線事業者においては設備増強やサービス改善が求められる。ユーザーの期待に応えられるよう、今後の取り組みが重要だ。

顧客満足度ランキング



調査には11ブランドが参加し、それぞれ顧客満足度スコアが算出された。第1位はNTT東日本で580ポイント、第2位はソニーネットワークコミュニケーションズコネクトが573ポイント、第3位にはNTT西日本が571ポイントと続いた。この結果は、各ブランドのサービス品質が顧客にどれだけ支持されているかを如実に示している。

調査概要



この調査は、2024年12月に実施され、2,871人の自宅で集合住宅向け全戸一括インターネットサービスを利用している人を対象に行われた。調査方法はインターネット調査で、対象年齢は20~74歳の男女。調査結果は、消費者がどのようにインターネットを利用しているのか、またその満足度に影響する要因が何であるのかを明らかにする貴重なデータとなった。

このような調査結果は、今後のインターネットサービス提供者がどのようにサービスを改善し、顧客満足を高めていくのかを考える上で重要な指針となるだろう。ユーザーの声を真摯に受け止め、さらなる向上を目指した取り組みが期待される。


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