インクルーシブな職場を実現するために
2025年2月4日、株式会社学研ココファン・ナーサリーは精神・発達障害者しごとサポーター養成講座を開催しました。この講座には、約80名の職員が参加し、インクルーシブな職場環境の実現に向けた学びの場となりました。
背景
学研ココファン・ナーサリーは「子育て支援ネットワーク」の重要なハブとして、地域と家庭をつなぐ様々な施策を展開しています。子どもたちへのウェルビーイングを最優先に考え、すべての子どもを大切にし、誰一人取り残さない支援を実現することを使命としています。時代の流れに伴い多様化するライフスタイルや子どもたちに対して、すべての人がそれぞれの役割を発揮できるインクルーシブな職場作りに力を入れています。
講座の内容
講座には、ハローワーク品川から公認心理師・精神保健福祉士を招き、精神・発達障害に関する理解を深めることを目的としました。参加者は、職場で精神・発達障害者を支援する「しごとサポーター」となるため必要な知識を学びました。内容はオンラインで行われ、全国どこでも参加できる形が取られました。
講師は自身の経験を踏まえた実践的な内容をわかりやすく教えてくださり、現場での具体的な対応方法についても触れられました。
参加者の声
受講した職員からは多くの感想が寄せられました。中には「しごとサポーターの役割について深く理解できた」というものや、「職場に障害を持つ方が入ればどう接すればいいのか具体的なイメージを得ることができた」といったものもあり、実践的かつ有意義な学びの場となりました。
また、「発達障害に関する知識を深められ、今後の仕事にいかせる内容だった」との声もあり、日常の業務に役立てる意欲も高まりました。
未来への展望
今後学研ココファン・ナーサリーは、インクルーシブな職場環境の構築をさらに進めていきます。保育や学童など様々な分野で働く障害者の雇用促進を目指し、多様な人材がそれぞれの能力や希望に応じて活躍できる環境作りに取り組みます。
精神・発達障害者しごとサポーターとは
このサポーターは、精神・発達障害についての正確な知識と理解を持ち、職場での障害者支援に力を入れる役割を担います。障害のある方が持つ特性に基づいて、その人に合わせた支援を実施し、共に働く社会の実現を目指します。全国で厚生労働省とハローワークが協力し、こうした養成講座を展開していることは、社内外での意識向上に繋がっています。
企業情報
株式会社学研ココファン・ナーサリーは、2008年に設立され、東京都品川区に本社を置く企業です。子育て支援の多様なサービスを展開し、多くの子どもたちの成長をサポートしています。今後も引き続き、地域に根ざした活動を行い、インクルーシブな職場を育んでいくことを目指しています。