日本TCS、クラウドストライクと提携
2025年5月28日、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(日本TCS)は、米国のサイバーセキュリティ企業クラウドストライク(CrowdStrike)との提携を強化し、新たなマネージドEDR(Endpoint Detection and Response)サービス「TCS HaVEN™ EDR」を始めることを発表しました。このサービスは、クラウドストライクの先進的なFalconサイバーセキュリティプラットフォームを活用し、企業のセキュリティ環境を包括的にサポートします。
TCS HaVEN EDRサービスの特長
TCS HaVEN EDRは、サイバー脅威に対する包括的な対応策を提供するオールインワンサービスです。これにはライセンス、設計、導入、構成、監視、脅威分析、レポート作成、脅威の封じ込め、サポートなどが含まれます。特に、複数の国に拠点を持つグローバル企業にとっては、各拠点のセキュリティを個別に強化するための手助けとなり、全ユーザーに対し定額料金で利用できる利点を持っています。
このパートナーシップにより、TCSとクラウドストライクは、共同でけん引しているAIテクノロジーを活用し、企業のサイバーレジリエンスを強化することを目指します。特に、クラウドストライクの脅威検出技術によって、企業のセキュリティチームは従来よりも迅速に脅威に対応できるようになります。
先進的なセキュリティ技術
TCS HaVEN EDRは、クラウドストライクのハイパースケーラー技術と豊富な文脈情報を組み合わせ、リアルタイムでの脅威監視と迅速な対応を実現します。これにより、グローバル環境全体の可視性およびガバナンスが強化され、セキュリティの強靭性が増します。日本TCSの最高情報セキュリティ責任者の三好一久は、「グローバルスケールでのシンプルなアプローチが求められる中で、TCS HaVENは全ての領域に対応できるソリューションです」と述べています。
クラウドストライクの役割
クラウドストライクのアジア太平洋・日本地域のチャネル担当バイスプレジデント、ジョン・フォックスは、「市場をリードするパートナーと連携してCrowdStrike Falconプラットフォームを活用することで、サイバーセキュリティの信頼性が高まります」と強調します。これにより、様々な企業のセキュリティ体制がより強固なものとなるでしょう。
24時間365日体制の監視
日本TCSのセキュリティオペレーションセンターは、24時間365日体制でセキュリティ脅威を検知および分析し、必要な対応を迅速に行います。この体制により、企業は常に最新の脅威情報にアクセスでき、適切な対策を講じることができます。
まとめ
日本TCSとクラウドストライクの提携により、企業はより高度なセキュリティを確保できます。この新たなマネージドEDRサービス「TCS HaVEN™ EDR」は、多様化するサイバー脅威に対抗するための強力な武器となるでしょう。日本の企業がグローバルなセキュリティ戦略を強化する上で、重要なステップといえるでしょう。