サクソバンク証券、カバードコール制限を撤廃し取引機会を拡大

サクソバンク証券がカバードコール制限を撤廃

2025年5月19日、サクソバンク証券株式会社が株式に対するカバードコールの制限を撤廃することを発表しました。これにより、投資家はより多くの銘柄でオプション取引の機会を利用できるようになります。この取り組みは、顧客からの要望に基づいて行われており、多様な投資戦略を持つ投資家にとって、非常に注目すべきニュースです。

カバードコールとは？

カバードコールは、保有する株式に対してコールオプションを売り、オプションプレミアムを受け取る投資戦略です。この手法は、株式の値上がりを狙いつつ、一定の利益を確保することができるため、多くの投資家に利用されています。特に、リスクレートが1から6の銘柄の中で、リスクが高いとされているリスクレート6の銘柄については、従来は制限がありました。

変更の背景

サクソバンク証券では、原資産の時価総額や流動性、ボラティリティといった要因に基づいてリスクレートを設定しています。このリスクレートが高い場合、コールオプションを売り建てることは大きなリスクを伴うため制限が設けられていました。しかし、投資家が当該銘柄の現物株を十分に保有している場合にはリスクを制限できることから、多くのお客様から取引可能にしてほしいという要望が寄せられていました。

取引機会の拡大

これに応じて、サクソバンク証券はシステムを改善し、5月19日よりすべての株式銘柄に対してカバードコール取引が可能となります。これにより、投資家はリスクレート6の銘柄を含む幅広い選択肢から取引を選べるようになります。

注意点

ただし、リスクレート6の銘柄に対するカバードコール取引に関しては、いくつかの注意点があります。まず、リスクレートが高い銘柄の場合、大きな価格変動が起こる可能性がありますので、十分なリスク管理が求められます。また、具体的な取引ルールや注意事項については、サクソバンク証券の公式サイトにてFAQが公開されていますので、取引前に確認しておくことをお勧めします。

サクソバンクとサクソバンク証券の紹介

サクソバンクは1992年に設立されたデンマークに本社を持つオンライン銀行で、グローバルに金融サービスを提供しています。サクソバンク証券はその100％子会社として、日本市場に特化した金融商品を取り扱っているオンライン証券会社です。153種類以上の通貨ペアや8,500銘柄以上のCFD、11,000銘柄以上の外国株を扱い、情報提供や取引の高い透明性を誇ります。