交流の場「おうちde作り手と会おう!」
2023年9月27日、生活協同組合パルシステム東京のオンラインイベント「おうちde作り手と会おう!パルシステムお菓子選手権」が開催され、子どもたちと菓子作りの作り手との貴重な交流が行われました。
このイベントは、東京・新宿に本部を置くパルシステムが推奨するオリジナル商品のお菓子に対してユーザーが直接投票し、作り手とそのストーリーに触れる機会を提供するものでした。参加者から寄せられた熱心なコメントは、菓子が愛されている証です。
作り手の情熱と素材へのこだわり
イベントに登壇した作り手たちは、それぞれの商品の開発に込めた思いを熱心に語りました。まずは、有限会社菊水堂の岩井太一さんが、「ポテトチップス(しお)」に込めたこだわりについて語りました。使用する素材は、じゃがいも、塩、油の三つだけ。年間を通して日本各地から新鮮なじゃがいもを選び、揚げ油や塩の加減を微調整することで、最もおいしい状態を引き出しています。このコメントを聞いた参加者の子どもたちは、「しょっぱすぎなくておいしい」といった感想を率直に述べました。
さて次に、産直小麦を使ったカステラの製造に取り組む株式会社髙山の味崎拓郎さんが、その独自の製法について紹介。国産小麦を使用し、添加物を一切排除したシンプルな材料で作られたこのカステラは、熟練した職人による手作業により、しっとりとした食感が生まれています。子どもたちからは「昔から食べていておいしい」という声も。
最後に、三菱食品の鈴木大輔さんからは、「産直玄米のパフチョコ」にまつわる製品開発の裏話が披露されました。この商品は、パルシステム東京が消費者1,500人の意見を反映させて生まれた逸品。玄米を使用することでヘルシーさを加え、また、食感のアクセントともなるチョコレートが絶妙に混ざり合います。参加者からの感想には、「こんなに玄米が詰まったパフチョコを食べたことがない」と驚きの声があがりました。
菓子選手権の盛り上がり
イベントのハイライトは、各商品に投票する時間です。参加者たちはそれぞれの菓子の味を楽しみながら、票を投じました。「どれもおいしい」との声が上がり、人気が分かれる場面も見受けられました。
パルシステム東京は今後も、利用者と作り手との交流を通じて、より良い商品の提供を目指していくとのことです。子どもたちが作り手と直接会い、その思いを理解することで、これからの食文化や食育に寄与していくことが期待されます。
生活協同組合パルシステム東京
所在地: 東京都新宿区大久保2-2-6
理事長: 西村陽子
組合員数: 53.9万人
総事業高: 883.2億円(2025年3月末現在)
公式ホームページ
2025年は国際協同組合年です。この交流の広がりを大切にし、続く商品開発や以及び利用者との信頼関係の構築を通じて、地域社会に貢献していきましょう。