デザイン誌「AXIS」増刊号のご紹介
2025年に設計部門創設100周年を迎える大成建設。その重要な節目を祝して、デザイン誌「AXIS」から新たな増刊号がリリースされました。この号は、「あらゆる可能性に挑む」というデザインフィロソフィの下、多様な設計者たちの声やプロジェクトを通じて、これからの建築のあり方について深く考察する内容です。
設計部門の未来を考える
「AXIS」増刊号は、1,000人以上の設計者の意見を集約し、建築がどのように変わっていくのかを探求します。ここでは、社会の変化に応じた新しい建築の価値を生み出すために、どのような視点が求められるのかを考えます。具体的には、「なぜ建てるのか」、「どのように建てるのか」、そして「10年後、100年後の建築はどうあるべきか」といった問いが提起されています。
複雑化する社会への対応
松村正人設計本部長は、これからの建築業界が直面する課題について語ります。それは、ますます多様化する社会の中で、人々の暮らしにどのように寄り添った建築を生み出せるかという問いです。建物は単なる構造物ではなく、そこに住む人々や地域との関係性を理解し、持続可能な形で進化する必要に迫られています。
建築の時間性
建築は決して一過性のものではありません。それは時間とともに存在し、過去の歴史を経て未来へとつながる存在です。この増刊号では、建築がいかにして社会や人々に価値を提供し続けるか、またその方法を探ります。建築をつくることは、同時に未来を創造することなのであり、That's why the challenges ahead are exciting yet daunting.
環境保護と技術開発
地球環境問題への対応は、現代の建築において最も重要なテーマの一つです。この増刊号では、技術センターが推進する資源循環や温室効果ガス削減の具体的な取り組みも取り上げています。建設業界が抱えるCO2排出問題に真剣に向き合うことが求められており、そこから新たな技術革新が生まれています。
共有と協創の重要性
設計にはさまざまな専門性が求められており、多くの分野とのコラボレーションが不可欠です。「アーキテクト」の定義も、単なる建築家ではなく、人々を巻き込み新しい関係を築くリーダーシップが重要とされています。社会の要求に応えるために柔軟な発想や新しいアイデアを生み出すためには、協創のプロセスが鍵となります。
結果的に思考の場であるデザイン会議
毎年大成建設の設計本部では「デザイン会議」と「デザインウィーク」というイベントを開催しています。これらの場では、設計者たちが自由に意見を交わし、新たな気づきを得る機会が提供されています。特に若手が中心となって実行委員会を組織し、仕切っていることも特徴です。
Designing for the Future
本号では、今後の「大成建設」のデザイン哲学を探求する座談会も収録しています。このフィロソフィは「個」を尊重する文化が根底に存在し、組織を超えて共に育んできたものです。設計部門の設計者たちは、それぞれの立場からこれからの建築の未来について熱く語り合っています。
購入情報
この増刊号は、2025年3月24日に発売され、定価は1,000円(税込)。興味のある方は、アマゾンなどのオンラインストアで購入が可能です。建築の未来を考える貴重な一冊として、ぜひ手に取ってみてください。
この増刊号から、これからの建築がどのように進化していくのか、そのヒントを見出すことができるでしょう。