顔認証技術が変える！亀岡市での防災訓練に向けた新たな試み

2025年9月6日、亀岡市で開催される総合防災訓練において、ミガログループのDXYZが新たな試みとして、顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」を活用した「顔ダケで、避難所受付」を実施することが決まりました。この取り組みは、従来の手続きにおける課題を解決し、迅速かつ正確な情報管理を可能にすることを目指しています。

新たな防災訓練と「顔ダケで、避難所受付」

今回の防災訓練では、避難所における受付業務を顔認証システムで行うことで、避難者の情報をリアルタイムで本部に伝えることができるようになります。これにより、災害発生時における迅速な意思決定が可能となり、避難者の安全をより確実に守ることが期待されています。

具体的な実施内容としては、庁舎訓練および各拠点での訓練が行われます。庁舎訓練では、避難状況を一覧表示するダッシュボードが導入され、各拠点訓練では従来の手書きではなく、FreeiDを用いた顔認証による受付が実施される予定です。

FreeiDの強みと背景

DXYZが提供する「FreeiD」は、顔認証を利用することで一度の登録で様々なサービスを利用可能にするプラットフォームです。これまでは手書きによる受付方法が主流でしたが、災害時における情報の取扱いには多くの課題がありました。

例えば、避難所での記帳作業において、災害が収束した後にも無記帳で帰宅する避難者がいることが問題視されていました。これにより、次の災害時に迅速な救出が難しくなる可能性があったのです。

「FreeiD」を導入することで、顔をかざすだけで簡単に記帳が完了します。これにより、避難者や管理者双方の負担が軽減されるだけでなく、正確な避難状況の把握にも役立ちます。 DXYZは、今後も「顔を上げて、人に向き合う。」社会の実現に向け、さらなる防災・減災の取り組みを検討しています。