「推しグッズ」を探し出す!EXPO’70の魅力を音声で体感しよう
2025年に開催される大阪・関西万博に向け、新たな体験を提供する音声ガイド「推しグッズをみつけよう!」が登場しました。このガイドは、株式会社on the tripが一般社団法人関西イノベーションセンターとコラボレーションして制作。1970年に開催された日本万国博覧会、通称EXPO’70の魅力を再発見することができます。
この音声ガイドは日本語と英語の両方に対応しており、2025年3月26日から4月1日まで、丸ビル1Fのマルキューブビルで行われる「MUFG“推しパビ”プロジェクト for EXPO2025」に合わせて体験可能です。このイベント内に設けられる「EXPO’70 展示コーナー」では、コレクターの白井達郎さんが手掛ける貴重な収集品が並び、1970年の万博の雰囲気をリアルに体感できるようになっています。
1970年に行われた大阪万博には、100を超えるパビリオンが出展されており、「人類の進歩と調和」をテーマにした科学の発展が未来を形作る姿が紹介されました。当時は想像もつかなかったインターネットやAI、自らのスマートフォンの普及を思えば、当時の夢は今実現を見ています。
この音声ガイドを通してリスナーは、いくつかのクエスチョンに触れながら、自分の好きなグッズを探し出す旅に出ます。1970年に抱かれた未来の夢を再び思い描くきっかけを与えてくれるのです。次に訪れる2025年の万博には、またどんな夢を思い描くことができるのでしょう。
白井達郎氏の万博コレクターとしての魅力
白井達郎さんは、自宅に当時のウルグアイ館を移設するほどの熱心な万博コレクターです。彼の話によると、当時は新しいデザインや商品が自由に作られており、「万博鍋」のように様々な企業が独自のグッズを展開できたことが特徴的でした。この自由な発想が、個性的なデザインを数多く生み出す土壌となったと考えられます。
彼はリサイクルショップを巡り、「万博グッズはありますか?」と尋ねることで驚くべき新しい発見を日々楽しんでいます。このような「宝探し」は終わりを迎えず、未発見の貴重な作品が日本中に眠っているのです。音声ガイドでは、白井さんの厳選した6つの「推しグッズ」を紹介し、それぞれの物語を通じて、当時の未来のビジョンを思い起こさせることでしょう。
音声ガイドによる観光文化のDX化
音声ガイドを提供する株式会社on the tripは、各地域の歴史や物語を丹念に取材しており、訪れる人々の心に響く体験を提供しています。ガイドを聴くことで、観光地への理解が深まり、旅の思い出がより豊かになるのです。現在、提携先の施設や自治体を募集中で、制作費は一部無料で提供される仕組みが整っています。
日本の文化財や観光施設の入館料は他国に比べて安く、大切な物語が来訪者に伝わりきれていないという課題に直面しています。デジタル技術を活用し、この問題を解決しようとする取り組みは、訪れる人々にとって、体験の質を向上させるものになるでしょう。詳しい情報は、
こちらのリンクをご覧ください。
音声ガイド「推しグッズをみつけよう!」をぜひ体験し、5050年代へと続く万博の夢をともに感じ取ってみてはいかがでしょうか。