三木楽器200周年記念の特別モデルが発表
1825年に創業した三木楽器株式会社が、創業200周年を迎えるにあたり、特別オーダーモデルを公開しました。手がけるのは日本が誇るギターブランド、FUJIGENです。限定モデルは2025年5月8日に発表され、長い歴史を持つ楽器メーカーが贈る、希少価値の高いコレクションが誕生しました。
FUJIGENの特別ギターモデル
三木楽器200周年モデルとして登場したのは、4つのエレキギター、すなわち《MVOS200HK-A Natural》《MVFL200QM-U Royal Burst》《MVFL200QM-A Ryokucha Burst》《MVIL200SQM-U Darkgoldenrod》。これらはすべてFUJIGENの職人技が光る完成度で、その構造には特に注目が集まります。
入れ子構造による響きの良さ
特に注目すべき点は、各モデルに採用されている「入れ子構造」の技術です。この技法は、ボディトップの木材をくり抜き、異なる木材を埋め込むことで、音がよりタイトに響くように設計されています。そのことで、ギター全体の音質が改善され、演奏者にとって扱いやすい楽器となります。通常では実現できないスペックを持つこれらのモデルは、サウンドメッセ2025 in OSAKAで初お披露目されます。
タイムレスティンバーの使用
さらに、特筆すべきは、《MVOS200HK-A》と《MVIL200SQM-U》のネックに使用される「タイムレスティンバー」です。この木材は250年以上、五大湖の湖底に沈められていたもので、長い年月を経て高い耐久性と独特の鳴りを持つクラシックヴィンテージ材となっています。この特別な木材から生まれる音色は、他の追随を許さないものになるでしょう。
世界にひとつの認定書
また、特別モデルにはメイプル材で作られた認定書が付いており、各モデルの実機の模写が刻印されています。この認定書は世界に一つしかない貴重なアイテムとして、所有者の手元に届くことになります。これは、楽器としての価値を一層引き立てるでしょう。
MADE IN JAPANへの想い
さらに、《MVFL200QM-A》には「Ryokucha Burst」という名称がつけられています。この名前は日本製であることへの誇りと、鮮やかな緑色を連想させる美しい色合いから由来しています。これにより、見た目にも音質にも妥協のない一品に仕上がっています。
ROLANDの限定サンプラー
FUJIGENモデルだけではありません。三木楽器は、ROLANDの人気サンプラー、SP-404MK2の特別イエローバージョンも発表しました。このサンプラーは、200台のみの限定で販売され、音声の加工が自由自在な特性を持っています。色彩も目を引くイエローで、視覚的にも楽しませてくれる一台です。
販売開始は2025年4月25日で、価格は68,200円(税込)で設定されています。過去のモデルに続き、間違いなく人気商品となるでしょう。
まとめ
三木楽器200周年を祝うこれらの特別モデルは、職人技と高品質な材料を使ったギターとサンプラーで、音楽ファンにとって見逃せない存在となるに違いありません。サウンドメッセ2025において、ぜひ実物を手に取って、その素晴らしさを実感してください。詳細は特設ページで確認できます。